生育条件と品種


○生育環境: 日当たりよいところ。日よけ代わりにも!。

○生育適温: 20~30℃

○水やり:  乾いたらたっぷりと。水分が不足すると実のつきが悪くなる。

○作業日程

○品 種

 ・太れいし
 ・にがにがくん
 ・ほろにがくん
 ・あばしゴーヤ ※私はあばしゴーヤを育てています。

容器と用土


 標準プランターまたは深底プランターに2本、用土は果菜用。

種まき~収穫


①種まき

 3月中旬から4月中旬頃に種を蒔く。9cmのビニール製角ポットが連なったセルトレイ(育苗箱)を使用する。ポットに市販の種まき用土を詰めて、サインペンのキャップなどで深さ1cmぐらいの穴を3つあける。それぞれの穴に1粒ずつ蒔いて、種まき用土で埋め戻してしっかり押さえる。たっぷりの水を与え、発芽までは乾燥しないように霧吹きなどで頻繁に水やりをする。
 20日ばかりで発芽し、本葉が2枚程度になった頃に成長の悪い1本を摘み取り2本にする。

②植えつけ

 本葉が3~4枚になったところでプランターに2株を定植する。根を傷めないよう注意深くポットから苗を取り出して植え付け、株元をしっかりと押さえて十分な水を与える。数日様子を見て、各株の1本を間引いて強い1本を残す。

③支柱立て

 高く伸びるのでしっかりとした支柱を組む必要がある。苗の後方に180cmのポールを4本立てて、縦方向に同じ間隔で4本の横木(写真では竹棒)を結びつけてフェンス状にする。前後の揺さぶりには弱いので、必要なら180cmポールを前方に1~2本傾斜させて立て、フェンスの上部とクロスするように縛って固定する。

   

④追肥

 苗を植えつけてから、2週間ごとに一握りの化成肥料を施す。プランターの周辺と株の中間に2~3cmの溝を掘って肥料を埋め、土をかけ直しておく。

⑤収穫まで

 どんどん成長するので頻繁に観察し、つるが飛び跳ねないように麻紐で誘引する。下の方から伸びてきたつるは、風通しをよくするために切る。明るい黄色の花が咲き始めるが、最初のうちはいっこうに実がつかない。これは最初に雄花が多く咲くためで、しばらくすると、付け根に小さな実をつけた雌花が咲いてくる。

     

⑥収穫と摘心

 品種によって実のサイズがまちまちなので一口には言えないが、中長品種なら15~20cm、長品種なら30cm程度で未熟なうちに収穫する。取り遅れると果実が弾けて種が飛び出してくるので要注意。何本ものつるが長く伸びるので、支柱の高さぐらいで摘心する。

   

栽培のポイント


○支柱づくり

 栽培期間が長いのでしっかりとした支柱づくりが重要。上記の説明ではポール4本を立てる例を掲げたが、これを3本にして、前方中央に1本をつっかい棒のように立ててフェンス上部に縛りつけても、強度は問題ない。この場合も横木は4本が適当。

○こまめな誘引

 放っておくと縦横自由に伸びるので、こまめな誘引が欠かせない。自由な成長自体は面白いのだが、下部の風通しが悪くならないように気をつける。