生育条件と品種
○生育環境: 日当たり、風通しのよいところ。
○生育適温: 15~30℃
○水やり: 表土が乾いたらたっぷりと。やり過ぎに注意。
○作業日程
○品 種
・男爵
・メークイン
・キタアカリ
・インカのめざめ
容器と用土
深底プランターに2株。用土はイモ類用。
植えつけ~収穫
①植え付け
プランターに用土を少なめに(2/3ぐらい)入れ、5cmほどの穴を掘る。芽の数が同じになるように種イモを半分に切って、芽を上にして(つまり切り口を下にして)穴におき覆土する。プランターの底から水が流れ出るぐらい、たっぷりと水をやる。
②芽欠き
1つの種イモから5~6本の芽が出る。植え付けから40~45日後に、一番元気な芽を残して根元からハサミで切り取る。
③追肥・増し土
芽欠きの後に化成肥料を一握り追肥する。花が咲いたら再び一握り追肥して、土を鉢の縁までいっぱいに入れる(増し土する)。
⑥収穫時期
葉が黄色くなったら収穫時期。ていねいに土を取り除くと、ゴロゴロと面白いほどジャガイモが出てくる。直射日光に当てないよう、涼しい日陰で乾燥させる。
栽培のポイント
○種イモを使うこと
ジャガイモにはウイルス病などがあるので食用のものは使わない。検査済みの専用の種イモを使用すること。
○増し土、土寄せ
新しいジャガイモは土の中でタネイモよりも上にできるので、適切な増し土が必要。栽培の途中にジャガイモが土から顔を出して日光に当たると、緑に変色して有毒成分を作るため、よく観察して早めに土を被せる。
栽培レスキュー
○霜で全滅!!
寒い朝、起き出してみると芽欠きを間近にしたジャガイモの苗がぐったり。原因は遅霜。北海道でも栽培されているため、霜には強いと思っていたのが大間違い。その後しばらく回復を期待したが、全部枯れてしまった。霜の心配がない軒下に移動するか、寒冷紗をかけるなどして絶対に霜にあわせないこと。