生育条件と品種


○生育環境: 日当たり、風通しのよいところ。

○生育適温: 18~22℃(高温に弱く23℃以上で結球不良や病害が発生しやすい)

○水やり:  表土が乾いたらたっぷりと。

○作業日程

○品 種

 ・ファミリーセブン

容器と用土


 深底プランターに2株。用土は葉菜用。

種まき~収穫


①種まき・間引き

 9cm角のセルトレイ(育苗箱)に市販の種まき用土を詰め、1ポットに3粒ずつ蒔いて5mmほど土を被せる。しっかり押さえてからたっぷりと水やりする。発芽までは乾燥させないように濡らした新聞紙をかぶせて管理する。2~3日で発芽したら新聞紙を取る。本葉が4枚になる頃、生育の良い苗を1本残して間引く。

②植え付け

 本葉が5~6枚になったら、標準プランターに2本を植えつける。

③収穫まで

 植え付けから20日経過後、20日ごとに1株あたり化成肥料をひとにぎり追肥して土寄せする。植え付けから2カ月になったころ、地表から10cmの下葉をハサミで切り取る。写真右の赤丸の部分は芽でここが結球するが、これも地表から10cmまでのものを手で摘み取る。こうすると成長が促進され大きな芽が育つ。さらに、球の直径が1cmぐらいになったら、球の成長が妨げられないように下葉をハサミで切る。
 なお、苗を植えつけた直後はアオムシなどの被害を受けやすいので、不織布か寒冷紗をかけて害虫の被害から守る必要がある。

④収穫

 結球が進んで直径が2~3cmになったら、固くなったものから収穫する。1個ずつ球を指で持ちねじり取る。

栽培のポイント


○大きく育てる

 茎が太いほど収穫量が多くなる。株を大きく育てるために元肥をしっかり与えること。

○温度管理

 芽キャベツは気温が23℃を超えると球の成長が極端に悪くなる。そのような場合には、直射日光にあたらない場所に移動してやる。

○害虫対策

 害虫の被害を受けやすく、寒冷紗などをかけても潜り込むので、よく観察して捕殺すること。とくに幼苗期は要注意。