野菜づくり雑記帳 |
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やってみて分かったこと
最初は費用がかさみます
まず必要な道具類を揃え、それから種や苗、肥料などを購入することになります。プランター栽培なので、当然のことながらプランターや鉢などの容器が必要になります。また用土づくりのために、赤玉土や腐葉土・苦土石灰・バーミキュライトなど土の材料を準備、もし簡単にすませるとしても市販の栽培用土の購入が必要になります。
これらの費用を合計するとかなり大きな金額になり、「新鮮な野菜を安くつくる」のは簡単でないことが分かります。当初は「新鮮な野菜を楽しくつくる」と考えた方がいいのではと思っています。ただし最初に購入すれば長期間使用できるものも多いので、その後の出費は少なくなります。種・苗類と用土再生や育成に必要な肥料・消耗品が主な出費になります。
野菜の種類や栽培量にもよりますが、しばらく継続すれば、だいたいお店の野菜を買うのと同じくらいで収まるといった感じでしょうか。
野菜づくりと満足感
何といっても「旨い野菜」は費用対収穫量に関係なく、そこそこの品質のものが実れば大満足です。トウモロコシやソラマメがその代表です。収穫してすぐに食べる美味しさには、手間もコストも問答無用といったところです。
次に満足度が高いのは「消費量に見合う十分な量の収穫」が期待できるものです。ミニトマト、キュウリ、スナップエンドウなどの果菜や、多くの葉菜類がこれにあたります。収穫期間が長いのも嬉しい野菜たちです。ジャガイモやタマネギも収穫量は多いのですが、これは消費に追いつかない(プランター1本分の収穫は数日で食べ尽くす)のが残念です。
これとは別に、珍しい野菜を育てて収穫する満足感、また収穫量は追いつかないけれどジャガイモのように成長過程が楽しいものもいいですね。
これが何とかなれば・・・
といったことは沢山あるのですが、いちばん悩ましいのは収穫時期が集中することです。苗で購入するものは、複数のプランターに時期をずらせて植え付けることでいくらか調整できますが、種からということになると、面倒が先に立ってしまいます。
種蒔時期の調整の他にも、ビニールハウスによる季節調整などもやってみたいのですが、いずれも手間と費用、そして場所が狭いこともあり今後の課題です。
嫌でも避けられないこと
間引きや芽欠き
今はこれらのことを平気でやっていますが、当初は腰が引けていました。成長を促進するためとは言え、種から育てている苗を選別して抜き取る作業には躊躇しました。やがては枝に成長するはずの芽を、余計ものとして切り捨てる芽欠きも同様です。ある程度成長した苗の間引きでは、ぜひ捨てずにいただくようにしたいものです。
虫取り・捕殺
アブラムシや葉裏に産み付けられた虫の卵のように小さなものは、ガムテープなどでペタペタくっつけて排除しますが、少し大きいテントウムシダマシやウリハ虫などは手で捕まえて潰します。ナメクジは割り箸で挟んで、塩を入れた紙ポットにポイッ! 駆除とは言え殺生な行為が避けられない、合掌です。
用土の再利用
収穫が終わった土は再利用します。これは結構大変な作業で、残った野菜を綺麗に抜き取り、土を「ふるい」にかけて石や根っ子などの残滓を取り除きます。それ以降の処理は『栽培ことはじめ』の「用土のリサイクル」のページを参考にしていただくこととして、とにかく手間がかかる作業です。「コスト低減と資源の活用を」と自分に言い聞かせながら頑張っています。
手間を楽にするために
鉢底石の再利用
用土の再利用で特に手間取るのが、鉢底石を土から分離する作業です。従来は軍手を真っ黒にしながら時間をかけて選別していました。ところが5年以上も前に、どこかのJAのホームページで、ミカン用ネットを利用した鉢底石についての解説がありました。
ホームセンターでミカン用ネットを買ってきて、適量の鉢底石を入れるだけでOK。標準プランターならネット3つを底に敷く。ネットに入ったものを置いたり取り出したりするだけなので、まったくの手間要らず。使用後に取り出したものはネットごと洗浄して、乾燥させて再利用します。とても楽になりました。JAの名前を忘れてしまいましたが、大変感謝しています。