1.山麓駅〜打見山山頂駅
湖西線志賀駅からバスで15分、びわ湖バレー前に到着した。下車すると山麓駅ビルが見える。
はるか山頂に延びるロープ、かなり傾斜がきつそうだ。チケット売り場には大勢の人が並ぶ。ネットから取得した特別割引クーポン券を提示して格安でチケットをゲット!
ロープウェイは20分ごとの運行。乗り場に停まる121人乗りの車体はさすがに大きい。
最高時速43kmだけあってとにかく速い。飛行機で離陸するような感じで下界がどんどん小さくなる。5分ほどで打見山山頂に到着だ。
2.打見山〜蓬莱山へ
ロープウェイ駅に隣接した「びわ湖アルプス山荘」。レストランや展望台、ガーデンテラスなどがある。
大パノラマの一部をピックアップする。モヤで霞んでいるが、中央に琵琶湖フリーウォークで歩いた琵琶湖大橋が見える。
木々の間に張り渡されたワイヤーロープを、プーリーの付いた装着具で滑り降りるジップライン・アドベンチャーが大人気。子供から若者まで、大勢の人たちが用具の装着などについての説明を受けている。
まだ11時半だが腹ぺこ状態でスカイカフェに入る。自家製ラーメンで早めの昼食とする。具だくさんの醤油味でなかなか美味だった。
打見から笹平までの打見リフト乗り場。山歩きが目的なのでここはパス。
リフト乗り場左側の山道へと降りて、ここからウォーキングを開始する。はるか彼方に蓬莱山が小高く見える。
ペアリフトに白髪のおじいちゃんとお孫さんが仲良く乗っている。ほのぼのとする光景だ。リフトコースに沿って、地面には色とりどりのユリのような花が咲き乱れている。
[ゴンドラ山頂駅/山麓駅/蓬莱山・小女郎ケ池]を指す道標。打見山と蓬莱山の間にある山麓駅が近くなり、地形のくぼみが実感できる位置になってきた。
途中にこんなものが! 左は小型のクライミングウォール。右はジップライン・アドベンチャーの129mコース。高さは18mで「Mountain Hawk」のネーミング。
歳を忘れて楽しく休憩できる、野趣豊かなシーソーとブランコも設置されている。
遠景を下降する大型ロープウェイ。急角度の傾斜を流れるように下りて行く。
スタートから10分ほどで笹平へ下りてきた。このあたりにはミニゴルフコースやレストランがあるが、レストランは閉まっていた。打見リフトが終わり蓬莱リフトへの乗り換え地点でもある。
おや、蓬莱リフトにはパンダのカップルが乗っている。
ふ〜む、パンダの姿がどんどん小さくなっていく。
ここからはリフトの右側を歩く。取っつきは、やや急坂になっている。
急坂をがんばる相棒。10分も登れば笹平はこんな風景になる。琵琶湖の向こうに見えるのは近江八幡市あたりだろうか。左端は沖島かな。
最後はリフトに沿って緩やかな坂が続く。長い坂なのでジグザグに歩く姿も見える。相棒はやや遅れ気味で、最後の力を振り絞っているようだ。
3.蓬莱山山頂
蓬莱山の頂上に到着した。空を遮るものは何もない。
石に囲まれコンクリートでしっかりと固定された一等三角点。
山頂には「彼岸の鐘」の塔があり、無事を感謝して鐘を鳴らす。
北側にリフトらしき設備があるが現在は使用されていないようだ。
何やらよくわからないものもある。まるでオブジェとしか言いようがないのだが・・・・。
もしや、トマソン?
山頂では360度を展望できる。石でできた方位盤が設置され、それぞれの方角に見える地名・山名などが刻まれている。
大津・比叡山・京都方面の風景。
地蔵山・小女郎ヶ池(こじょろうがいけ)方面の風景。双眼鏡をのぞいたら小女郎ヶ池が確認できたので、カメラで目一杯寄って撮影。
若狭湾・武奈ケ岳方面の風景。
白山・竹生島方面の風景。
方位盤の傍にある八体のお地蔵様。
山頂での観察が一段落したので記念写真をパチリ。
標高を記したポールの前でもう一枚。隣にあるのは変電設備のようだ。
下の方に吹き流しがある。ハンググライダー基地だろうか。空にはのどかに空中散歩する姿がいくつも見える。
4.打見山へ向けて
登ってきたコースと反対の南斜面に出て小休止する。なだらかな草原に腰を下すと天上の世界、麓で買ってきたジャムパンを味わう。
一帯のスロープは、冬場はスキー場としてにぎわう場所だ。面白い形の設備があったので近づいてみたら降雪機だった。
南側いっぱいに寄るとこんな風景。スロープを利用した長大な滑り台が設置されている。
南面から見下ろす琵琶湖方面の景観。
このあたりでにぎやかな声が聞こえてきた。近づいてみると、例の129mのワイヤーでジップライン・アドベンチャーをやっている。スタート直前はまるで綱渡りを始めるようだ。といっても手足の自由はきくので、スタートを切ると、ワイヤーに吊られて高速移動しながら空中遊泳をしている感じだ。
若い人たちが多く子どもも楽しそうにやっていたが、これには手が出ない。
谷を越えてしだいに打見リフト駅に近づいてくる。リフトコースの向こうは大勢の人が行き来している。
スタート時にチラリと見えた鐘は、こんな可愛い姿をしている。そして14時前に無事山頂駅に到着だ。
ロープウェイ乗り場は、大きなリュックを背負った山岳同好会の人たちでにぎわっていた。朝早くから登って、下りにロープウェイを利用するようだ。皆一様に顔が明るい。
14時のロープウェイで降りたら、1時間に1本間隔で運行しているバスにジャストミート。行きも帰りも最高のタイミング、そして健康と天候に感謝の一日だった。