1.山陽電鉄須磨浦公園駅〜鉢伏山山頂
明石から須磨浦公園駅までは山陽電鉄で20分少々。
駅の大きな建物にはロープウェイ乗り場が併設されている。出口すぐそばのロープウェイ乗車券売場で、鉢伏山往復のBコース切符(大人1,000円)を買って搭乗する。
小型のかわいい車体だ。5分で山上駅に到着する。
山上駅からカーレーターに乗り換える。
カーレーターは二人乗りのカゴで、ベルトコンベアのようなものに乗せられて上がって行く。乗降時にはガタガタとかなり揺れ、珍しい乗り物だが快適ではない。
窓側に目を向けると風景が傾いており、急傾斜を引き上げられているのがわかる。
2.鉢伏山山頂にて
ロープウェイに乗ってから10分ほどで頂上に着いた。
広場があり山道が伸びている。数十歩で山頂ポールにたどり着く。
背後を十数人の外国人の子供たちが通り、階段を元気よく駆け下りて行く。この先には遊園地があるらしい。
別のポールがあり、鉢伏山は須磨アルプス縦走路の最初の山であることがわかった。山陽電鉄板宿駅までに300m前後の山がいくつもある須磨アルプスは、六甲全山縦走路の最初のコースでもある。
回転展望台3Fからの眺望は素晴らしい。3Fは喫茶室なので、缶ビールなどを注文してしばし下界に見入る。
これは須磨浦方面。ズームで寄ると神戸空港とポートライナーが見える。
西から北西にかけて巨大な団地や公園などの住居空間が広がっている。
南から南西には瀬戸内海と明石大橋・淡路島。
もういちど広場に出て山道を踏みしめる。やはり山道は好いとしみじみ。この足裏の感触がたまらない。
縦走路と思われる方向に歩いてみる。下り坂の向こうで道がクロスしているようだ。下りにかかるが、腰に違和感を感じて立ち止まる。このサインを無視するとしっぺ返しにあうのでゆっくりと引き返す。足は歩きたがっているのだが・・・・。
3.下りる
帰りもカーレーターとロープウェイを利用する。回転展望台側から見ると、カーレーターが通る建家は斜に傾き、下方の海に「須磨海づり公園」が見える。
急傾斜を引き返して鉢伏山上駅に到着。
この高度を瞬く間に下界へと降りて行く。山陽本線の電車と国道を行き交う車両がしだいに近くなる。
腰痛が改善したら、今度は乗り物は利用せずに下から歩いて登り、ぜひ須磨アルプスを縦走しようとこころに刻む。