1.バス停から高取山進入路へ
JR新長田駅を降りて、南西隣の三菱東京UFJのあるビルへ向かう。ビルに沿って南北2列にバス停が並び(ジョイプラザ前バス停)、奥妙法寺行きの神戸市バス5系統はビル側の列に停まる。
乗車料金は一律200円。板宿を経由して20分足らずで奥妙法寺に着く。
近くのコンビニで買い物などをして、バス進行方向すぐ先の妙法寺前交差点を右折する(東へ渡る)。ここが今回のスタート地点だ。
2.荒熊神社への道
ゆるやかな上りの舗装道が延びている。車両が多いので歩道を気をつけて歩く。例によって、電柱などあちこちに「六甲全縦」の標示がある。
舗装道がゆるやかに右カーブしたあたりを右に取って、池ノ内公園を目指す。
「六甲全縦」の標示に沿って進むと、フェンスに囲まれた駐車場に出る。
左折して駐車場前を行く。フェンスの角にも「六甲全山縦走路」の標示がある。
さらに直進すると民家になり、そのわきを進むと舗装道が山道に変わりフェンス沿いを直進する。
野呂山公園に出た。正面に「イノシシ出没注意」の掲示板。右折して登山道へと向かう。
登山道に差しかかると急に後方に人の気配。学生と思われる男性3名と女性1名のグループが走ってきて、挨拶しながら駆け抜けていった。木枠の階段を踏みしめて登る。
階段の途中でひと息ついていると、また一人、もう一人とハイカーからの挨拶。パワー溢れる若者が登っていった。林越しに、前回登った東山・横尾山の姿が見える。
階段を登り切るとゴツゴツ岩の道。少し進むと三級基準点が設置されていた。
さらに岩道を進むと急に展望がよくなる。須磨アルプスと須磨区横尾の一帯が広がり、すぐ下には先ほど歩いてきた街並みが見えている。
ベンチが設置されていて西側を一望できる。大造成工事が行われているのは須磨区妙法寺あたりの新規開発地かな?
荒熊神社に差しかかった。階段わきに登拝祈願のメニュー「交通安全」「念願成就」「商売繁盛」「身体健康」が掛けられている。
3.荒熊神社と高取神社への道
荒熊神社の本殿に参拝する。シンプルな門松が美しい。ここにも登拝祈願のメニューがあり、内容が倍以上に増えている。
美しい朱の鳥居が並ぶ。昨年7月に修復したばかりの鳥居が華やかな雰囲気を醸し出す。
その先には祖先をお祀りする祖霊社がある。
鳥居をくぐり抜けると幟に彩られた石段がある。本来はこちらから上がってきて鳥居をくぐって参拝する。そうすると「荒熊神社」の扁額と対面することができる。
石段の方向から見た鳥居の姿。その左手(南側)には長田区から須磨区の街並みが広がる。
境内の一角には「三角点・憩いの広場」があり、三等三角点が設置されている。
荒熊神社から降りて六甲全縦路にもどる。神社下の道を進むと頭上に立ち並ぶ鳥居が見えた。
高取山山頂はすぐ近くだ。こんな愉快な看板があり、やがて高取神社の神域に入る。
山道のわきに黒龍大神・白龍大神が祀られ、その先に高取山山頂への大きな道標が設置されている。
4.高取神社と高取山山頂
道標にしたがって進むと石鳥居があり、そばに「六甲全山縦走路」の石碑が立つ。
このルートで登ってくると、先に奥の院から参拝することになる。長~い石段を登って、境内末社の金高(かねたか)神社に参拝する。
金高神社横の石段を登って一段高い広場に出る。長田区一帯から大阪方面を一望でき、須磨アルプスの連山もはっきり見える。
広場には春日大神の祠があり、白芳大明神や猿田彦大神が祀られている。
「高取山頂之碑」があり、その近くで昼食をとる。小休止のあと、また長い石段を下りて行く。
順序が逆になったが高取神社の本殿に到着し参拝する。
3~4分下って行くと朱の鳥居のいちばん下に着く。ここが参道の始点で、「高取神社本宮」の石柱と狐の石像がある。
5.丸山町方面への下山
階段のすぐ先には有名な月見茶屋がある。ここでゆっくりすべきだったのだが、つい先に昼食弁当を食べてしまい、しかも急げば菊水山に足を延ばせるかとの思惑もありで、後から考えると惜しいことをしたなぁ。
下にある安井茶屋も通り過ぎる。
安井茶屋のとなりは広場で「山友登山会広場」の貼り紙。六甲全山縦走のための休憩ベンチとトイレが設置されている。
ここから本格的な下りが始まる。よく整備された、しかし長~い階段をひたすら下りる。
下りきる直前のところに、昨年7月に完成したばかりの巨大な堰堤がそびえていた。
ようやく見えてきた民家の手前を右折すると、その先は鷹取橋東詰交差点だ。
6.丸山から鵯越へ
これから鵯越駅までのコースは、準備した地図がほとんど役に立たない。それほど道が入り組んでいて、ひたすら道標をたよりにして進むことになる。
こんな坂を登り、こんな道標で方向を切り換える。
道標にしたがって横断歩道を渡ると、お店の掲示板にさりげなく道標が貼り付けられていたりする。
とてもおしゃれな「こひつじ幼稚園」に目を奪われないように、電柱の道標は見逃さない。
やっと苅藻川の鵯大橋にたどり着いて渡ろうとするが、突き当たりに急な階段が見える。あれを登るのならひと休みしないと・・・・。
幸いにも突き当たりは左折ということで、急階段は回避。代わってだらだらと上り坂を進んでトンネルをくぐり、さらにだらだらと上がって行く。
どこをどのように進んでいるのか怪しい状態で、こんな下り道を進んで行く。
鵯越駅が見えてきてようやく安堵するが、残りの時間で菊水山方面へ進むのはムリと判断。次回の開始点になる駅右の脇道をチェックする。
今回も無事に山行を終えることができ、次回を楽しみにしながら鵯越駅をあとにする。