1.JR備前片上駅~観音寺山登山口
備前片上駅で準備を整え、駅前を西に進んで右手の赤穂線下のトンネルを抜ける。



道端の小さな道標「観音寺山」にしたがって進むと国道2号線と交差するので、渡って直進する。



立石地域の遊園地を通り過ぎると右側に最初の池の堤が現れる。交差点から7~8分が経過している。高さの関係で道から池そのもは見えない。すぐ左には東備ゴルフセンターが見えてくる。


駅から16分、害獣防御ゲートのある観音寺山登山口に着いた。晴天で思っていたより暖かく、ここで衣服を調整する。ゲートには鍵がかかっているが脇を通り抜けられる。


2.2つの池を経て展望所へ
登山口から10分足らずで2つ目の池(地図:池②)だ。


池の左側を巻くように登って行く。狭い池の縁を注意深く進む。


池の先は沢沿いの急坂を登り沢をまたぐ。


2つ目の池から5分ほどで「西の池分岐」に着く。左をたどれば西の池コースに入る。ここは直進して三の池(地図:池③)に向かう。


あちこちの木に目印の赤テープが結ばれているが、道筋が見通せて迷う心配はない。閑かな山中を無心で歩く。


三の池だ。ほぼ予定通りの時刻に到着して小休止する。


三の池を過ぎるとさらに傾斜が増す。やがて分岐にさしかかる。


分岐では西の池コースが合流している。ここから山頂への尾根ルートに踏み込む。


以前に見たガイドブックで、このあたりはヤブコギを覚悟していたのだがまったく問題ない。手入れされているようで、道は分かりやすく倒木の心配もなかった。山頂手前の急登にもかかわらず、今回も皆さんは速いペースでぐんぐん登って行く。右手に「展望所」の道標が見えてきた。


3.展望所と観音寺山山頂風景
道標を南に入ると片上方面の展望が素晴らしい。ズームで寄るとカキの養殖筏が沢山浮かんでいる。


道標まで戻ると右手近くにこんもりとした山が見える。東観音寺山の南展望台だろうか。あとひと登りすれば山頂だ。


山頂には予定より30分も早く到着した。北から東にかけての山々を見渡すことができるが、山名は分からない。


中央に設置された三角点を確認する。片隅に「ルートマップをどうぞ」と貼り紙されたボックスがあったが、マップはなく登山者記名ノートが入っていた。


4.峠~東観音寺山分岐~南展望台
早々と山頂を後にして東観音寺山の南展望台へ向かうことにする。ストックを取り出して、山頂から北東側に落ち込んだような道に踏み込む。


急坂を下りると「十字分岐」の道標がある峠に出た。北に進むと閑谷、南に進むと一本松方面、直進すれば東観音寺山に至る十字路で、いくつもの道標が設置されている。




直進して東観音寺山に登り返す。途中からシダが増えてくるけっこう急な坂だ。


登り切ると東観音寺山分岐で「←北展望台・南展望台→」の道標と出合う。右折して南展望台へと尾根を歩く。


木立で両側は見通せない。ところどころに赤テープがあるが道ははっきりしている。少し進むと前方に一段高い南展望台が見えてきた。


張り出した岩場から南の風景。片上湾、前島、遠くには薄らと小豆島も一望できる。片上湾の左に小高いのは夕立受山だろうか。ここでゆっくりとランチタイムだ。


少し東に振ったあたりの伊里方面の眺め。下方には帰りに通る4つめの池(地図:池④)が見えている。


5.一本松に下山~備前片上駅
雲行きが怪しいので早めに下山を開始する。時刻は12時ちょうど、先に登った観音寺山の姿だ。そこから5分ほどで東観音寺山分岐まで戻ってきた。


さらに7分、急坂を峠まで戻る。ここから山間をひたすら下りて行く。


見通しは良いが赤やピンクのテープがあちこちに結ばれている。峠から20分ほどで4つ目の池に到着。水面に東観音寺山が映っている。




沢沿いを下りるが石が多くて歩きにくい場所が多い。また道が判りにくいところもあるので、赤テープを見失わないように進む。


沢を越えて少し行くと鉄製の梯子のような道が現れる。


急な石段を下りると、その先に備前焼の窯元があった。


舗装道を一本松の住宅街に向かうと旧山陽道に出た。ここが一本松側からの登山口になっている。


旧山陽道はやがて国道2号線と交わり、しばらく国道を歩いた後に再び旧山陽道に戻り、行きに通った立石地域から備前片上駅に帰着する。と、それを待っていたように雨が落ちてきた。



