名 称

こくぞうさん(こくんぞうさん、こくぞうやま)

所在地

岡山県笠岡市・浅口郡里庄町

標 高

258m

山行日

2012年5月20日

天 候

曇り時々晴れ

同行者

倉敷徒歩の会の仲間たち

アクセス

JR山陽本線・里庄駅下車

マップ

※Fさんからのご指摘で、里庄駅から虚空蔵山へのルートならびに土井磨崖仏と天満神社の位置に誤りが判明、
  全面訂正しました。 (2021/11/30)

このマップは、国土地理院の電子国土Webシステムから提供されたものを使用しています。

コース概要

JR里庄駅 9:10グリーンクレスト登山口 9:25水子観音 9:42〜9:47虚空蔵山奥の院 10:16
虚空蔵岩 10:26三等三角点 10:48里庄美しい森(昼食) 11:00〜11:45銀寿観音 11:59
鳶尾城(とびのおじょう)跡 12:00土井大岩磨崖仏 12:55天満神社 13:03
かもがた町家 13:45〜14:00JR金光駅 14:42

1.JR里庄駅〜グリーンクレスト登山口

 準備運動を終えて9時10分、里庄駅前を西に進み山陽本線の高架橋を渡って行く。「グリーンクレスト」の道標にしたがって用水路脇の舗装道を歩く。

 左手に登山案内図が設置されているので、そちらへ入って行く。ここが登山口だ。

2.虚空藏山〜虚空藏岩

 9時25分、登山を開始する。あちこちに少々成長しすぎたタケノコが顔を出している。

 竹林を上がって行くと、やがて木段に変わって傾斜もきつくなる。

 登り坂の右手に水子観音が見えてくるとほぼ中間地点。列詰めのため、しばらく立ち止まって足並みが揃うのを待つ。

 さらに続く木段を登り、シダに囲まれた山道を進み、列詰め小休止をとってまた進む。

 するといきなり車道に飛び出した。広い駐車場がある。このあたりまで車が入れるのかとびっくり。
 見えている建家は「里庄美しい森」の林道監視所だ。

 ひと登りすると虚空藏山奥の院である。10時16分に到着だ。お参りしたのだが、脇の岩窟に祀られている虚空藏菩薩との対面を逃してしまった。

 急坂を少し上ると笠岡十名山と記した道標があり、矢印の方向へ進んで行く。

 もう何人か虚空藏岩に上がっている。突先に立ってデジカメを構える人も!

 こうやって足場の悪い梯子をサポートしてくれるのが、グループ登山のありがたいところだ。登りよりも降りるのが大変なのだが、このサポートのおかげで安心できる。
 しばしば休憩をとりながら登ってきたので、登山口から約1時間が経過している。案内図に記されていた時間の2倍近くかかったことになる。虚空藏岩に上がってみると、大岩はふたつの岩から成り立っていた。

 近場に木々が多くて、もうひとつ風景がはっきり把握できない。早々と降りて駐車場に戻ってくる。

3.里庄美しい森へ

 「里庄美しい森」に向かって歩き始める。15分ほど進んだところに三等三角点を見つけた。

 三角点のすぐそばに展望台が建っているのだが、まったく見晴らしがきかない。

 丘にドングリのオブジェが見え、大きな池に面白い木橋が架かっている。「里庄美しい森」に着いたようだ。

 池の向こうにビジターハウスが建っている。まだ11時だが、この近くで早い昼食をとることになった。

 昼食後、展望台まで上がって南の景色を眺める。見通しが効く日は瀬戸内海を望めるそうだが残念。遠くに御嶽山が見えている。

4.銀寿観音・鳶尾城(とびのおじょう)跡〜土井大岩磨崖仏〜天満神社

 11時45分に「里庄美しい森」を出発して約15分、銀寿観音にお参りする。ボケ封じの御利益があるとのことで、皆さん真剣に参拝しているようだ。
 同じ広場に隣り合って鳶尾城(とびのおじょう)跡がある。

 ここは南側の展望が大変良くて、遠くに瀬戸内海を望むことができる。中心部にズームインすると、この通り!

 里庄町野球場で小休止をとった後はどんどん下って行く。銀寿観音から1時間足らずで迫池という大きな池の付近を通過。

 すぐ傍に大きな岩(幅6m、奥行き3.5m、高さ2.5m)があり、祠が祀られている。その岩に二体の磨崖仏が刻まれている。これが「土井大岩の磨崖仏」である。

 7〜8分で天満神社に到着して山行の無事を感謝する。
 どこが下山口か判然としないのだが、天満神社をもって今回の山行の終点としよう。

5.かもがた町家公園〜JR金光駅

 ウォーキングはさらに続き、天満神社から45分で「かもがた町家公園」に着いた。庭にはたくさんの鯉のぼりが泳いでいる。
 職員の方から公園の説明があり、岡山県指定の重要文化財「旧 高戸家住宅」や木工細工おもちゃ展でくつろぐ。
 それからおよそ40分、JR金光駅に到着して解散となる。
 自宅が金光町のMさんご夫妻は駅着を待たずにご自宅へ。そして、途中で話していた「遙照山の登山ルート」が掲載された出来たてほやほやの「あさくちトレッキングMAP」を、わざわざ自転車で届けてくださる。これでまた、浅口市方面に出かける楽しみが増えそうだ。