1.出発〜スタート地点
調べてみると、北側からのアプローチは宇野バスを利用するととても便利だ。行きは里山センターが目標なので高島バス停が近く、帰りは深田神社から神下橋を渡って乙多見(おたみ)西バス停から乗車すればよい。
いつものように岡山駅2階のユアーズで弁当と飲料水を用立てたのだが、これは失敗だった。
高島バス停の付近には食事処が多く、正午前後に着くのであればそれを利用した方が良い。今日のように冷たい風が吹く日にはなおさらだ。
それはともかく、バス停から南の百間川堤防へ出て右折し、沢田橋を渡って里山センターの看板の所まで急ぐ。
ここが今日のスタート地点だ。
2.里山センターにて
500mばかり進むと右手に大きなお寺がある。どっしりとした山門の向こうは沢田山恩徳寺だ。
すぐに里山センターが見えてくる。
昼食にしようとしたが館内には適当な場所がない。広場で子供たちがにぎやかに食べていたので、テラスに設置されているテーブルを借用することにした。寒風が通り抜けて歯がガチガチ、熱いお茶が体中に染み渡る。
3.円山山頂へ向けて
12時45分に里山センターを発って、来た道を池の傍まで引き返して山に入る。ここから急坂を15分ばかり登ると四叉路に着く。
金蔵山古墳に向かって進む。山に入るとほぼ無風状態で日差しが暖かく感じられる。
途中の円山不動明王に参拝して、右側の急坂を登って行く。
八大龍王、妙見大菩薩、市川稲荷大明王が出迎えて山頂に至る。
頂上の三角点は石鉄山古墳の上に設置されている。このあたりは「古墳の森」とも呼ばれている。
続いて笠井山へ向かうが、その前にゴロゴロ大師へ立ち寄らなくてはならない。
4.ゴロゴロ大師〜笠井山山頂
道中にもこんな古墳が口を開けている。
どんどん歩いて行くとやがて送電鉄塔に出合う。
鉄塔を越えて進むと、ゴロゴロ大師と笠井山山頂の道標が設置されているので、そちらへと向かう。
竹林に入ると次の道標が立っている。これが問題の道標だ。ゴロゴロ大師の後ろに反対方向を示す指印が書かれている。以前、これを見落としたために笠井山山頂へ直行してしまうことになった、いわくつきの道標である。
民家の近くまで下りて行くと右側に参道があった。
ゴロゴロ大師に到着した。集落のすぐ上にある閑かな神社で心が落ち着く。なぜ「ゴロゴロ大師」と言うのか判然としないが、石の穴に頭をつっこむとゴロゴロ音が聞こえることに由来しているらしいということを、Webからの情報で知った。
裏に回ると祠があり、社の右側には「般若心経五百万巻供養塔」が立っていた。
先の道標まで戻って笠井山へ向かうと、オリエンテーリングのチェックポイント標識と道標が並立している。
山頂に着いたが雑木が茂っていて展望がきかないので、早々と下りることにする。
5.深田神社を経て
頂上から東に向けて下り始める。就実学園校地の注意書きが続く道を降りて行く。
遠く人の声が聞こえてくるとグラウンドに出た。右に回り込んで細道を進むとやがて舗装道路になる。
右に進むと吉備津岡辛木神社へ行くことができる。左にとって在宅介護センター「恵風荘」の方へ出ると、舗装された2車線の道路だ。そこには、初詣の幟と共に吉備津岡辛木神社への案内標識が立っていた。
百間川に向かって下りて行くと智明大権現の社がある。小さな社だが立派な石鳥居に注連縄が張られている
その先には長楽寺がある。車が走る道路沿いにあるのだが、そこだけ別のように静閑な世界だ。
やがて右側に上る舗装道が現れ、ここは車両が進入できないようになっている。この奥に深田神社がある。
石鳥居をくぐって参拝に向かったが、施錠されていたのでここでお参りした。
200mばかりで百間川南側堤防の道路に出た。バス停へ向かう神下橋の読みが「こうじたばし」と知って納得。
やがて乙多見西バス停に着くとすぐにバスが来て、16時過ぎには岡山駅へ到着。
操山は今回が6回目で、多くのルートを確かめることができたように思う。残すルートは曹源寺からのアプローチと、いちばん最初に操山と出会った安住院多宝塔からのルート、それに仏心寺〜旗振台展望所といったとこだろうか。
いつ歩いても楽しい山なので繰り返し出かけたいと思っている。