1.東山登山口〜操山山頂
日差しが強い登山口までのアプローチで大汗をかく。始点の分岐は、歩行距離は長いが木々が多くて傾斜が緩やかな北回りへと進む。


木洩れ日の道で深呼吸。快適で、暑さを忘れてしまう。10分ほどで分岐路の合流地点に着く。


その先はソロプチミストの森。さらに3分ばかりで三勲神社跡に到着する。


すこしモヤってはいるが、展望所からの風景は抜群だ。右は柳川のグレースタワーのツインビル、左は山陽新聞社本社ビル、岡山の中心部をズームで寄ってみた。広場の一角にある東屋で小休止、温度計は23℃を指している。


操山山頂に向けて、雑木の小径を抜けカナメモチのトンネル道を行く。


カナメモチのトンネル道が丸太の階段に変わり、大きな岩を回り込む。


山頂南展望所に着いた。10時42分の気温は24℃。眼下に奥市グラウンドが、その向こうには市街地の南部が見えている。


小高い丘へ駆け上がって、11時50分に操山山頂へ到着。


2.旗振台~明禅寺城跡~里山センター
木段を駈け下りると分岐に出る。630m先の旗振台へと向かう。


ここまで、いつものように何人ものハイカーと挨拶を交わしたが、旗振台展望所はいちだんと賑やかなようだ。近づくと、5人が話で盛り上がっており、6人目に加わって会話を楽しんだ。15分ばかりの間に数名が入れ替わったが、のどかそのものの集いである。南には茫洋とした岡南の風景。


もとの分岐まで戻って、北東方向の明禅寺城跡へと向かう。


11時45分に明禅寺城跡展望所へ到着した。3年前とはすっかり変わり、立派な東屋が建てられている。ここも北側の展望が素晴らしいのだが、今日は岡山大学も岡山理科大学も霞んでいる。


ふたたび分岐点付近へ戻り、すぐ南を里山センターに向かって下りて行く。


里山センターには12時10分に到着。軒下のテーブルを借りて、ゆっくりと昼食をとる。火曜日で休館だったが、職員のかたが詰めており、清潔なトイレを利用することができた。自然観察や工作などさまざまなイベントを開催しているが、ハイカーにとっても一息つける素晴らしい施設である。


3.金蔵山古墳~円山不動明王~円山山頂
13時ちょうどに里山センターを発ち、太子堂を通って登り返すことにする。二つ池の方へ少し下りて、池と池との間の道を入ると太子堂がある。ところが、そこからの山道は細く雑草に覆われていて、簡単には踏み込めそうにない。


引き返して少しだけ下り、北側の池の縁から入り直して急坂を登ることにした。急坂の手前、ムラサキカタバミが元気をくれる。


登り着くと緩やかな竹林が続く。円山へ登る前に金蔵山古墳へ立ち寄ることにする。


金蔵山古墳は全長165m、高さ18mの大型前方後円墳で、小高い山に登るような感じだ。その頂上の石室上部に立ってみる。引き返すと不動尊への道標に出合う。


まずは不動尊に向かい、円山不動明王にお詣りする。


ここから曹源寺方面へ下山できるのだが、その前に円山山頂へ立ち寄る。直線距離で200m少々の急階段を登ると山頂である。


周辺には八大龍王や妙見大菩薩が祀られている。


4.曹源寺への下山と曹源寺
14時15分、円山不動明王そばの分岐に戻り、曹源寺の方向を確認して下山を始める。


途中にあった石仏。道標がなくなり、あちこちに赤テープが現れる。


赤テープとあわせて木々に塗られた赤ペンキが道をナビゲートする。途中にある三重塔へ立ち寄りたかったのだが、 雑草に覆われた細道だったのでやめにした。三重塔から曹源寺へ下る道は通行止めと聞いているので、下からもアプローチできないのだろうか。


道が開けて、曹源寺西隣の大光院そばの池に下りてきた。


東側の道を折り返して北へ上がると、大光院を通って曹源寺に至る。その前に、寄りそこなった三重塔にズームイン。


三門前の池には蓮が美しい花をつけていた。




三門をくぐり、本堂を拝して帰路につく。


閑かな庭にガクアジサイ、蓮の蕾にはシオカラトンボが遊ぶ。

