1.管理センターに到着
岡山駅から倉敷方面を経由して3時間半、森林公園バス駐車場に到着した。管理センターへ向かう途中に、すっかり葉を落としたウバユリが実をつけていた。


ゲートポールのそばを通って管理センターに入り、ここで準備を整える。各自で準備運動をして出発を待つ。


2.南展望台~おたからこう湿原~もみじ滝~千軒平へ向けて
まゆみ園地を通る。前回訪問から一週間足らずだが、マユミの実はいよいよ紅くなっている。


北展望台への道標に沿って、大部隊が緩やかな坂を登って行く。


途中の道標を南展望台へと入り込むと急坂があり、これをひと登りする。


スタートから9分で南展望台に到着した。眼前に広がる美しい秋の風景。わずかな間にも紅葉は確実に進んでいる。カラマツ林の淡い黄葉が印象的だ。




ここから北展望台を巻くように登り、おたからこう湿原を目指す。


分岐点に着いて、おたからこう湿原に向けて下って行く。


あせび台との三叉路に出ると、短い木道を進む。


おたからこう湿原に着いた。すでに花の時期を過ぎて枯れた花をつけたオタカラコウがびっしり生えている。


遊歩道に出てもみじ滝へ向かう。滝の水が流れる沢の橋を渡って行く。


もみじ滝に到着した。水量は少ないが枯れることのない滝である。


滝を覆う木々はほとんどがブナ。小休止してひと登りすると「きたけ峰・千軒平分岐」に出る。


紅葉したブナの大木が立つ。中央園地分岐を過ぎるとしばらく急坂が続く。


3.千軒平山頂風景
管理センターから1時間半少々で千軒平山頂に到着。数日前の自然観察会で訪れた時よりやや霞んではいるが、素晴らしい展望だ。蒜山から大山方面がよく見える


美しい山々の景色を楽しみながらのランチタイム。ただし休憩を含めてわずか20分しかない。




出発直前に、リンドウの姿と幾重にも重なる紅葉の山を慌ただしく撮影する。


4.もみじ平~県境三叉路~奧ぶなの平
12時40分に移動を開始。尾根道を下りて行く。


コルを経て「もみじ平」への登りが続く。県境の尾根道だが眺望は得られない。


ブナの大木があり、その先に作業職員用の避難小屋があった。このあたりが「もみじ平」だったようだが、何の説明もなく足早に通過する。


緩やかな下りを行くと、進行方向に「すずのこ平」が見えている。


整備された歩きやすい道、ハイキング気分でどんどん進む。


両側が笹の道を進むと、時々、杉やヒノキそして複雑に曲がった樹木に出会う。


県境三叉路と思しき地点を通過する。避難小屋が見えたので間違いない。


その先は平坦な道が続いている。岩の上に立ったら、日本海と鳥取県北栄町に林立する北条砂丘風力発電所のプロペラが見える。


奧ぶなの平分岐だ。一部の人たちが「すずのこ平」へ直進しかかっていて、引き返すよう声がかかる。参加者40人の列は何かと延びがちになる。この分岐については、事前に注意があるかガイドスタッフがつくべきと思われた。進行を停止して、列を縮めてから下りを再開する。


細い沢をまたいで奧ぶなの平に着いた。千軒平から1時間10分ほどでの到着だ。


ゆったりとした広場があり、小休止して560m先のぶなの平園地へ向かう。


間もなくぶなの平園地に着いた。ここは奧ぶなの平・中央園路・熊押し滝・ボーズ原谷のクロスポイントでもある。


広場になっているが、「すぐ出発すれば時間通りに帰着できる」との説明で、休憩をとる間もなく下りはじめる。


かえで園地のあたりに下り着いて、遊歩道を管理センターへと向かう。


ウバユリの実がはじけている。中の種はもう飛び散ってしまったようだ。その先には鮮やかな青紫の花をつけたヤマトリカブト。


リンドウは今が盛り、そして小さなアザミが一輪。


県内では珍しいカラマツの林も黄葉が進んでいる。それが風景全体を柔らかくしているようだ。最後に「からまつ園地」の前を通って、管理センターには予定通りの時間に帰着した。


