名 称

たねまつやま

所在地

岡山県倉敷市

標 高

258m

山行日

2016年3月15日

天 候

晴れ

同行者

なし

アクセス

JR瀬戸大橋線・植松駅からタクシーで倉敷美しい森ビジターセンター駐車場へ

マップ

このマップは、国土地理院の電子国土Webシステムから提供されたものを使用しています。

コース概要

JR植松駅 11:00タクシー(駅前から約15分、1,640円)倉敷美しい森ビジターセンター駐車場 11:30
ビジターセンター 11:35~11:47展望台 12:09~12:15車道出合 12:27
種松山山頂(種松山公園:昼食)12:48~13:41種松山公園西園地入口 13:53
種松山公園西園地 13:58~14:11管理事務所 14:24真弓池 14:50種松山公園西園地入口 15:15
車道出合 15:23倉敷美しい森ビジターセンター駐車場付近 15:39~15:49倉敷美しい森入口 15:52
県道出合 16:03下電バス・曽原口バス停 16:19

1.JR植松駅~倉敷美しい森ビジターセンター

 岡山駅からJR瀬戸大橋線普通電車で24分、高架線の植松駅に着く。タクシーを利用する予定だが見当たらない。近くに彦崎タクシーの電話番号が掲示されていたので、とりあえず駅南のコンビニ付近まで歩いて電話コールする。

 瀬戸中央自動車道の水島インターを過ぎてすぐ右折すると、7~800m先の左手が「倉敷美しい森入口」である。左折して数分で駐車場に到着した。付近には第2駐車場もあるが、開園時間外は入口を施錠されるので注意が必要だ。

 道標にしたがって第2駐車場横を通ってビジターセンターへ向かう。管理人さんと話し、帰りは児島方面からのバスが利用できることを教えていただく。

 倉敷美しい森には展望台や休憩舎があり遊歩道がついている。ゆっくりくつろげる広場やベンチもある。

 これは炊事棟だ。デイキャンプを楽しむこともできる。炊事棟の西側から緩やかな坂道を登って「彩りの森」周辺を散策してみた。木の柵に「イノシシ注意・イノシシに遭遇した場合は刺激を与えないようその場を立ち去って下さい」と掲示がある。木々のトンネルあり、柔らかなスロープありで、子ども連れのハイキングにはもってこいの場所だ。

2.展望台~車道出合

 種松山へ向かう前に展望台へ立ち寄ることにする。第2駐車場の西側を南に下りて、突き当たりを右折する。

 木橋を渡ると「展望台・照葉の森」の三差路に着く。木橋でスリップしてヒヤリ! 靴底が硬いシューズでは木道の濡れた部分で信じられないほど滑るので要注意だ。

 展望台方向へ進むと「照葉の森」で、長い上り坂が待っている。準備運動のつもりでゆっくり登って行くと、左手に展望台の東屋が見えてくる。

 急坂も整備が行き届いていて歩きやすい。やがて展望台と種松山公園への三差路に出た。展望台からの帰りは、ここから種松山公園へと進むことになる。

 展望台に着いた。ビジターセンターが北東に小さく見え、南東には曽原地域から植松方面が広がっている。ビジターセンター南の2つの池にズームで寄ってみた。

 先の三差路まで戻って種松山公園へと向かう。

 鬼面のような岩がむき出しの部分もある。途中から草の茂る細道になるが、ふかふかして歩きやすい。

 白いガードレールが見えてきて車道に出合う。もとは開放されていた部分に新たなガードレールを継ぎ足していて、道路側から見ると、ここに美しい森への連絡路があるとはわからない。ガードレールをまたいで越えて、この場所を忘れないように見直す。

 正面は一段高くなっていて桜の木が並んでいる。車道を右方向に歩き始める。

3.種松山山頂へ

 分岐路になるので左へ進む。道路の左側には「中央公園墓地」の標識が立っている。

 しばらく行くと道路標識があり、その先に種松山公園・西園地への入口がある。

 すぐ右には墓苑パークが広がっている。

 行く手にたくさんのパラボラアンテナを乗せた電波塔が現れ、少し進むと右側に別の大きな電波塔が現れた。

 種松山山頂公園に到着する。大きな電波塔はNTT種松山無線中継所だった。

 広場に子どもの遊具やテーブル、ベンチなどが設置されている。

 陽が差すテーブルで昼食を始める。3月も中旬なのに気温が低く風が身に染みて、足踏みしながら助六弁当をパクつく。食事が終わって、北側の小高い場所へ移動する。

 その中央部が山頂だった。数少ない一等三角点が鎮座しているのを確認する。

 北の一角に立つと、北から西にかけての眺望が素晴らしい。

 高梁川の下流にズームで迫ると連島から玉島方面、角度を右にずらせると遥照山のアンテナも見えている。

 高梁川をまたぐ船穂橋の手前は西阿知、向こうは船穂。北側の手前には倉敷市役所、遠くは酒津方面が見える。

4.種松山公園西園地~真弓池~車道出合

 山頂を後にして種松山公園・西園地入口まで戻ってきた。墓地に隣接した道を西園地に向かう。

 周辺には梅と桜の木がたくさんあり、枝垂れ梅が白い花をつけている。

 展望台でくつろいでいたら女性の二人組がやって来て、山歩きのことなどでしばし話が弾む。

 西側へ少し下りると真弓池が見えてくる。

 これは早咲きの桜だろうか、ピンクと白の花が溢れている。公園の管理事務所に着いた。

 ちびっこ広場には子供たちの喜びそうな遊具が設置されている。

 西側には「冒険の森」への入口。山の斜面がフィールドアスレチックになっていて数々の施設がある。入口の向こうには水島工業地帯から瀬戸内海を望むことができる。

 真弓池に向かうと、手前の修景池のジグザグ木橋に何人もの人影がある。近づくと大きな望遠カメラが並んでいる。どうやら野鳥を撮影しているらしい。ふ~む、今回もまた趣味の奥深さを感じるなぁ!

 観察地点を通過するので音を立てないように忍び足で進んでいると、何と、被写体の小鳥が目にとまった。オオッ、これはカワセミさん! カメラを向け息を止めてシャッターを切る。

 カワセミが飛び去ってないことを確かめながら、再び忍び足で真弓池へ向かう。

 真弓池を眺めながら東へ移動し車道へと上がって行く。ところが、美しい森への連絡路(車道出合)を目指していたのだが、1本手前の道を選んでしまって再び種松山公園・西園地入口へ着いてしまった。しかしこの間に、お世話になった先輩が眠っていると思われる墓所に行き着いて合掌。広大な公園墓地なので確かな場所はわからないのだが、こうした偶然で巡り会うことができた。

 かくして車道出合地点に帰着し、ガードレールを乗り越えて山道に入る。

5.倉敷美しい森入口~曽原口バス停

 帰りは緩やかな下りなので足が弾む。間もなく木道を渡り、右折して進むとスタート地点の駐車場に出た。そこで出会った同年代のご夫婦と山の話などをしながら小休止する。

 小走りで下りて倉敷美しい森の入口に到着。V字にターンして車道を水島インターの方へ向かう。県道21号(岡山児島線)に合流する交差点までの交通量が半端でないことに加え、歩道がほとんどないに等しく、車をやり過ごしながらの前進に大汗をかいた。ここは危険で、絶対に歩くべきではないと痛感。

 インターチェンジの下をくぐって岡山児島線を東に進む。1km少々で郷内下橋を渡ると下電バスの曽原口停留所だ。