名 称

つねやま

所在地

岡山県玉野市・岡山市南区

標 高

307m

山行日

2018年2月3日

天 候

曇り時々晴れ

同行者

「瀬戸内登山同好会」の仲間たち

アクセス

JR宇野線・常山駅下車

マップ

    

このマップは、国土地理院の電子国土Webシステムから提供されたものを使用しています。

コース概要

JR宇野線・常山駅 9:05戸川友林堂 9:09登山口(イノシシ防護柵)9:13底無井戸 9:47
常山山頂 10:01~10:17女軍の墓 10:19千人岩 10:42車道崩落地点 10:47
登山口 11:21常山駅帰着 11:25

1.JR常山駅~登山口

 常山駅に着くと正面に常山。山頂北側ピークに2基の電波塔が建っている。

 駅正面から道路を渡って北上すると友林堂(常山城主戸川友林の位牌を安置する霊廟)があり、少し登ると友林の五輪塔がある。

 坂道の突き当たりに道標が立ち左手に進む。

 すぐ先の右側に階段があり上るとイノシシ防護柵の扉、ここが登山口だ。扉を開閉して落葉を踏んで前進する。

2.常山山頂~女軍の墓

 気持ちのいい落葉の道だ。ジグザグの道を何度も折り返しながら登り進む。

 石仏に挨拶しながら急坂をヨッコラ! 震えるような寒さだったがすぐに汗が噴き出してきて上着を調整する。

 登山口から35分ばかりで底無井戸に到着する。スレート屋根は破れたままで、木の扉を開けると濁った水溜まり。

 周囲が明るくなり惣門丸跡を通過する。きれいに並んだ石仏の脇を通過しながら、その一体にフォーカス!

 急坂を登って兵庫丸に着くが木や草が茂って荒れている。奥の方にある石垣や兵庫丸の石仏は見えない。

 すぐ上の山頂に到着して展望台に上がる。ここからの見晴らしは素晴らしい。

 南東には瀬戸内海を越えて屋島から五剣山の風景。ズームで迫ると、画面中央に尖っているのが五剣山。

 南には王子ヶ岳方面の山並み。南西には瀬戸大橋が島々を繋いでいる。

 北東には児島湖と金甲山。その手前には国道30号線を挟んだ灘崎町の町並みや倉敷川が見える。

 山頂北側の急階段を下りると「常山女軍の戦い」で知られる女軍の墓だ。

3.千人岩から車道を下山

 さらに北へ下りると車道終点の広場に出る。その北側には、麓から見えていた電波塔と無線中継所。時刻はまだ10時半前だが、1時間に1本の電車の時刻に間に合わないとまずいので、早めに下りようということになる。

 落葉が積んだ車道を下り始めると千人岩に着く。女性たちは岩場に下りて行ったが、男どもは見守るばかり。今年も女性の皆さんは元気です!

 さて、この先が問題の車道崩落地点だ。以前、通過できずに引き返した地点である。そろりと近づいてみる。

 写真ではわかりにくいが道幅は狭い。すぐ先の盛り上がって細い部分を越えれば、また手前のような道になって右に緩くカーブして車道に出る。右手谷側に雑草が茂っているので恐怖感はないが、振り返えると崩落部は谷へ深く切れ落ちている。滑落すると大変なことになるので注意が必要だ。

 崩落地点から先の車道は思いのほかきれいで、落葉も路肩に寄せられている。雑木がとぎれると槌ヶ原から庄内方面の家並みが見える。

 車道崩落地点から約15分、NTTドコモの無線局を通り過ぎたあたりの山腹で猫と出会う。しばらく対面していたがノラ猫ではないようだ。近辺に家屋はないので遠出してきたのだろうか。

 さらに10分ばかり下りるとKDDIの無線局がある。

 真っ直ぐな道路の先の一帯は植林地になっている。

 凜々しいお顔の石仏は延命地蔵、近く寄ってお姿を頂戴する。

 11時20分、無事に登山口へ帰着した。駅前広場へ戻って見上げる常山。今年もみんな元気で山歩きを楽しみましょう。