名 称

こまのおやま~なべがたにやま~ふなきやま~うしろやま

所在地

岡山県英田郡西粟倉村、美作市東粟倉

標 高

駒の尾山 1,280m、鍋ヶ谷山 1,253m、船木山 1,334m、後山縦走 1,344m

山行日

2014年9月13日

天 候

晴れ

同行者

バスツアー

アクセス

専用バスで駒の尾山登山口へ、帰りは後山登山口より

マップ

〔駒の尾山~鍋ヶ谷山〕

〔鍋ヶ谷山~船木山~後山〕

このマップは、国土地理院の電子国土Webシステムから提供されたものを使用しています。

コース概要

駒の尾山登山口駐車場 9:35(準備と体操)駒の尾山登山口 10:00休憩舎 10:35展望台 10:49
駒の尾山山頂 11:15~11:40 (昼食)鍋ヶ谷山山頂 12:13展望所 12:49船木山山頂 12:53
後山山頂 13:23~13:40船木山山頂 14:06船木山分岐 14:131000m中間点道標 15:00
沢出合い 15:10沢通過 15:17後山登山口 15:55後山登山口駐車場 15:57

1.駒の尾山登山口へ

 9時35分、ツアー仲間25人を乗せた中型バスが駒の尾山登山口に到着。トイレと準備スペースのある立派な建物が建つ。

 広場には「林道ダルガ峰線案内図」、登山口付近には「熊出没注意」の看板が設置されている。

2.駒の尾山山頂へ

 広場で十分な準備体操をして、10時ちょうどに登山口へ入る。

 ゆるやかな斜面を進むと、ふかふかの土にブロンズ色のキノコ。

 木段を登っていると、やはり姿のきれいなキノコが目を惹く。

 ゆっくりゆっくり、30分ばかり階段を登ったところで休憩舎が見えてきた。とても眺望が良くて、東粟倉から西粟倉を取り巻く山々、さらに遠く那岐連峰を望むことができる。

 駒の尾山山頂まで1,100mになった。ヤマボウシが実をつけている。赤く色づいてはいるが見るからに堅い感じだ。カメラを向けていると、誰かが食べて「旨いよ」と発声、と同時に撮影中の実に手が伸びて消えてしまった。慌てて手の届かない一粒を写す。

 展望台に到着。駒の尾山山頂まで760mになった。ここは通り過ごして先を急ぐ。

 「中国自然歩道接続・後山若杉方面 0.3km」の道標に出合う。雲が多くなったが、右手にはこんな風景が広がっている。

 さらにひと登りするとこの風景。中央に日名倉山(ひなくらやま)が近く見える。

 もうひと登りで山頂に到着。山頂からの展望は素晴らしい。

 西に見える那岐連峰。那岐山をクローズアップしてお姿をちょうだいする。

 北東遙か、重畳する山並みの向こうに氷ノ山。これもズームで寄ってシャッターを切る。

 ここで早い昼食をとることになり、ツアーで支給された弁当を開く。具だくさんのおにぎり弁当を平らげて元気いっぱい。1,280mの三角点にタッチして船木山・後山へと移動を開始する。

3.鍋ヶ谷山~船木山へ

 すぐに駒の尾山避難小屋が見えてきた。隣り合ってダルガ峰・船木山分岐があり、船木山へと直進する。

 のどかな尾根歩きである。駒の尾山から10分少々で、船木山と後山が見えてきた。
 この先で、行く手から女性の一団がやって来た。な、なんと、先頭に見えるのは児島登山同好会のMさんだ。声をかけるとMさんもビックリ。さらに児島のF女史もいて、六甲山中で偶然に出会って以来二回目の偶然。出会い頭にハイタッチして、「ごきげんよう、さようなら」のすれ違いだ。

 ハイキング気分で進み気がつけば鍋ヶ谷山。山道の木に名標が付けられているだけで、広場はない。山頂というよりも通過地点という感じだ。

 船木山まで200mの道標。このあたりからの展望が素晴らしい。

 絶好のビューポイントで、再び那岐山と氷ノ山をクローズアップ。氷ノ山には雲がかかってきた。

 船木山分岐に到着した。ここから後山までを往復して、「大原・後山キャンプ場」へ下山することになる。

 「船木山から見た眺望」の案内板が立つ。これに記載されているとおり、ここから瀬戸内海が見えている。

 駒の尾山から1時間10分、船木山山頂に到着した。

 南に日名倉山がそびえて、ベルピール自然公園が見えている。ズームで寄ると、大きなアーチ型の鐘楼ががはっきり見える。

4.後山登頂

 傾斜は緩いが、長いダウンとアップを経て後山にアプローチ。

 13時23分、ついに後山山頂に到着した。山頂の一角に小さな祠がある。

 南東から西にかけて、こんなパノラマが広がっている。

 昼食を除けば、初めてのまとまった休憩。わずかな時間だが、みんなくつろいでいる。

 1,344mの三角点を確認して、ツアーの添乗員さんに記念写真を撮っていただく。

5.船木山分岐から後山登山口へ下山

 快適な縦走を終えて、船木山分岐まで引き返す。

 船木山分岐からの下りは緩やかな坂で始まるが、15分ほど進むと急坂に変化。

 船木山から500m、エンゴサクのような花が咲いているが、開花時期も葉の形も違う別物で何かわからない。

 こんな所に熊注意の看板。そして傾斜はいよいよきつくなる。

 船木山と後山キャンプ場の中間地点(1,000m地点)になり、渓流が見えてきた。

 山岳ガイドが沢渡りの進路を見定めていると、先頭の女性が「向こうの方が渡りやすいです!」。これには驚いた。この女性、別のツアーでも何度か見かけた方で、山野草に詳しいのに感心していたのだが、山歩きもベテランと思われる。そのルートに立ち、足場を確認しながら慎重に沢を渡る。

 沢を渡り終えてトラバースすると、今度は急傾斜の九十九折りが待ち構えている。バランスを失わないよう、神経を集中したジグザグ進行が続く。

 後山キャンプ場まで400mの道標に元気を得て進むと、急に前方が明るくなってきた。

 そして、舗装道にポンと飛び出した。船木山分岐から1時間40分、途中で1回小休止があっただけで、この下りは予想していたよりもかなりキツかったなぁ。ここから100mほど歩いてバス駐車場に到着した。

 丁寧にストレッチ体操を行ってバスに乗車。その直前に山を振り返ってシャッターを落とす。充実した山行を終えて、あとは温泉で汗を落としてビールをゴクリ。待ち遠しいひとときだ。