名 称

ゆうだちうけやま

所在地

岡山県備前市日生町

標 高

210m

山行日

2019年11月26日

天 候

晴れ

同行者

「大山、立山の会」の仲間たち

アクセス

車で登山口の荒神社付近へ

マップ

     

このマップは、国土地理院の電子国土Webシステムから提供されたものを使用しています。

コース概要

荒神社付近から出発 10:13休憩所広場 10:33多目的広場・展望台 10:50~10:55
夕立受山山頂 11:10~11:42荒神社へ帰着 12:27

1.荒神社(こうじんじゃ)~山頂へ

 車は荒神社を右に見て舗装道を上りかかるが、すぐに「工事中につき進入禁止」の標識に出合う。山頂近くの駐車場まで上がれば、ゆっくり行動しても往復50分と見当をつけていたのが崩れることになった。しかし、この好天の下をゆるりと歩くのも好しということで、荒神社脇に駐車してスタートする。

 しばらくは緩やかな舗装道路を進む。少し歩いて振り返ると、穂浪地区の家並みが広がっている。

 20分ほどで休憩所広場を通り過ぎる。休憩所とトイレがあり、駐車スペースもある。

 以前と同じ位置に同じ道標があり、まったく傷んでいない。多目的広場まで425mだ。

 やや上がっては平坦な道が続く繰り返し。右側の木々がまばらになり、美しい紅葉の向こうに片上湾を見通すことができる。養殖のカキ筏が何枚も浮いている。

 スタートから40分少々で多目的広場に着いた。山頂にもっとも近い駐車場でトイレも完備している。しかしここまで車で来てしまうと山頂は目と鼻の先で、20分もかからないので歩き足りないだろう。

 多目的広場からすぐ近くに展望台がある。上がると西方面に片上湾が広がり、手前には片上大橋が延びている。穏やかな入り江にたくさんのカキ筏が浮いている。。

 ここからやや急な階段と山道を行く。

 進行方向が明るくなると山頂広場に到着だ。

2.夕立受山山頂風景

 2つの案内板も以前のとおりで、時間が止まっていたような感覚になる。途中の道標や案内板、道もよく整備されていて歩きやすい。

 近隣の島々の名前を記した案内図の向こうには展望台がある。展望台に上ると正面(南)遠くに、長く伸びた小豆島が見える。その手前には日生諸島が散在し、たくさんのカキ筏が流れるように配置されている。

 西には久々井湾(くぐいわん)、やや北寄りに片上湾が望まれ、瀬戸内の島々の中心に立っているような気分になる。

 カメラのビデオボタンを押して、美しい風景と時間を取り込んでみる。東端は兵庫県の家島諸島とおぼしき一角から始まり、小豆島を背景に広がる日生諸島、車が走行する片上大橋と久々井湾、片上湾を一望することができる。鏡のような海面に銀波が輝いている。
    (全45秒ですが、ブラウザによっては途中で一時停止することも! そのままお待ちください!)

 展望台から振り返ると山頂休憩所でくつろぐ仲間たち。その裏に夕立受山の三等三角点がある。

 今日は後の予定があるので山頂からの遊歩道散策は省略。30分ばかりの歓談を終えて下山に取りかかる。

3.下山後はグルメと周辺観光!

 下りもゆっくりモードで45分かけて荒神社に帰着する。時刻はすでに12時半で、期待のカキオコを求めて日生大橋を渡る。
 長い橋を渡ると鹿久居島(かくいじま)で、起伏が急な道路をひた走ると頭島(かしらじま)大橋。その橋を渡った先の「かき氷・お好み焼き マぁー子」に入る。この店は以前(2018年1月28日)に同じ会で三石の城山を訪れた後にも立ち寄ったが、ツーリングのオートバイ数台が注文待ちしていて食べ損ねた経緯がある。今回も先客があり、ほとんど1時間ばかり待ってありつくことができた。
 大盛りのお好み焼きにいくつものカキを乗せたカキオコは、日生地区の郷土料理でご当地グルメ。カキの味が口いっぱいに広がりボリューム満点。近年の人気で県外から訪れる人も多く、長い待ち時間も楽しみの内だ。
 ※以下の4枚の写真は、2015年10月にJR日生駅から頭島までを歩いた時のもの。
  写真右下の「マぁー子」も、現在は旗や幟で賑やかで、相変わらずツーリング族愛好の場になっているようだ。

 15時を回ったころに深谷公園に到着。ここも2018年に三石の城山を歩いたあとに立ち寄った公園だ。ちょうど見頃の紅葉が迎えてくれた。

 足下が安定しなかったこともあり、左2枚の写真は失敗作だ。肝心の構図を決める間もなくシャッターを押してしまった。左の写真はあまりに酷いものを切り接ぎした合成写真で、実在しない風景。次の1枚も滝の上部が切れていて、真っ赤なカエデの色も実物とはほど遠い。記念のために恥を忍んでの掲載だ。滝の中央左に祀られているのは、靇(おがみ)神社の祭神の龍神である。
 そして、最後にとんでもハップン! 我らが姉君(?)が「滝の上はどーなっとるの、行ってみよう」ということになり、元気の良い男性と共に登り始める。滝から左側10mあたりにあるわずかな踏み跡をたよりに急坂を登って行く。滝の高さは13m、その半分以上の高さをグイグイと登り切って、あろうことか、滝の上に立ってバンザイしている。残念ながら男性は途中で待機モード。自分といえば、彼女のためにクワバラを唱えるのみ。
 無事に下り立つとひと言、「久しぶりにお転婆してしまいました」。で、「あっ、上で写真撮るのを忘れとった!」 ふ~む、姉君はどこまでも健在で、今回のトリを務めてくださいました。