1.琴平駅~裏参道~金刀比羅宮本宮
琴平駅に降り立つと正面に見える山が象頭山で、この中腹に金刀比羅宮が鎮座している。
にぎやかな商店街を通って長~い石段のスタート地点へ。で、往きは石段をサッと右に避けて平坦な道を・・・・。
しかし高度を上げなければ行き着かないわけで、裏参道には長~い坂道が待っていた。
息は弾むが、裏参道には美しい花々に加え、しゃれた名前の森や丘が現れてこころが和む。
小休止で水分補給と衣類の調整をしたあとは黙々と登る。じきに本宮まで上がってきた。
どっしりと立派な金刀比羅宮本宮。今日の山行の無事をお願いする。この位置からも眺望は素晴らしく、飯野山から屋島、五剣山、讃岐平野を見渡すことができる。
2.奥社~大麻山登山口
続いて奥社へと向かう。不思議なのだが、奥社への道になると参拝者が激減する。たしかにしんどいが、途中には美しい神社があり、ゆっくり上がれば森林浴を楽しむことができる。
朱塗りの美しい神殿は崇徳天皇を祀る白峰神社(しろみねじんじゃ)。参拝して石段の参道を登って行く。
次は菅原道真命を祀る菅原神社。落ち着いた雰囲気が漂う。そして、また階段を登って行く。
最後の石段が見えてきた。大麻山への登山口は階段の手前右側にある。
檜皮葺流造りの奥社には厳魂彦命(いづたまひこのみこと)が祀られており、正式には厳魂神社(いづたまじんじゃ)という。標高421mで、表街道からの石段は1,368段もある。
境内からズームで迫った飯野山(讃岐富士)。社の左側の断崖には天狗とカラス天狗の彫物がある。
先ほどの階段をもどって登山口へ。そのとき軽いエンジン音が響いて、無人のモノレール運搬機がやって来た。
3.龍王社~大麻山山頂
登山口から緩い傾斜を下降すると「大麻山・龍王社」の道標がある。
少し下降してから登り返す。
小さな沢を越えてどんどん登ると龍王社の入口に飛び出す。
これが龍王社と龍王池。龍王池の石碑に小さく「上代噴気孔遺趾」とある。このあたり、古代には蒸気が吹き上がっていたのかも知れない。
アンテナ群が見えてきた。路面が舗装に変わった道を上がって行く。
TV各局の放送施設や無線中継所を通り越して山頂にたどり着く。
山頂からさらに300mほど進んだ展望台に立つ。ここで讃岐の風景を楽しみながらランチタイムだ。
4.金刀比羅宮本宮を経由して下山
ゆっくりと、ほとんど1時間近く山頂風景を満喫。春の日差しの中を下山にかかる。
本宮まで下りると大変な人出で参拝の列が伸びている。復路は表参道を通り、立派な旭社(あさひのやしろ)を参拝。これは国の重要文化財に指定されている。
表参道はにぎわっている。咲き初めた桜に彩られ、みんないい顔をしている。
大門をぬけて商店街を通り、年度末の反省会をもつ琴平文化会館に到着した。