1.山陽電鉄須磨寺駅~須磨浦公園
○JR須磨駅から山陽電鉄須磨寺駅へ
前回のゴールは山陽電鉄須磨寺駅であったのだが、道を間違えてJR須磨海浜公園駅に着いてしまった。そこで、今回は到着したJR須磨駅から山陽電鉄須磨寺駅へ移動してスタートすることに!
○Cafeがんちゃへ不時着
須磨寺前商店街に入ると右手に雰囲気の良い喫茶店があり、ガラス窓越しにコーヒーを楽しむ姿が目にとまる。
またもや出だしから足止めをくうことになり、熱いコーヒーと軽食でパワーアップ。出発が11時にずれ込んだ。
○須磨寺前商店街
後は大急ぎで商店街を直進する。
少し進むと五差路の交差点になり、「須磨楽歩」のたこ足標識と「大本山須磨寺」の標石がある。左折して須磨駅方面へ向かう。
○関守稲荷神社、山陽電車須磨駅
関守稲荷神社前を通り過ぎ、山陽電鉄須磨駅を抜けて右折する。
○須磨浦公園への道
国道2号線沿いの道を通って須磨浦公園に向かう。
○須磨浦公園
須磨浦公園は2号線に沿って東西に広がるゆったりとした公園である。
戦災復興の緑化推進モニュメントとして建立された「みどりの塔」があり、その近くに、直径1.2m、重さ2.4トンの石の地球儀が転がっている。これは阪神淡路大震災で落下したもので、震災モニュメントとしてそのままの姿で残されている。
2.須磨浦公園~ジェームス山
○山陽電鉄須磨浦公園駅
公園のほぼ中央に山陽電鉄須磨浦公園駅がある。ここは鉢伏山へ登る須磨浦ロープウェイの駅でもある。
○敦盛塚
須磨浦公園のすぐ先には、「一の谷の戦い」で源氏の武将・熊谷直実に討たれた若武者・平敦盛の供養塔。南には須磨の海が広がる。
○塩屋駅方面へ向けて
海沿いの国道2号線の歩道をひたすら歩く。
○JR塩屋駅、山陽電鉄塩屋駅
JR塩屋駅へ着き、隣接する山陽電鉄塩屋駅へと進む。
○旧グッケンハイム邸
山陽電鉄塩屋駅を少し引き返した高台にある旧グッケンハイム邸。明治大正期にドイツ人の貿易商グッケンハイム家が建てたもので、普段は非公開なのだが、門扉が開いていたので写真を撮らせていただいた。
○西向地蔵と恐ろしげな急坂
安養寺へ向かうために回り込んで進むと西向地蔵があり、その先に急坂が待ちかまえていた。
○安養寺
安養寺は先の阪神淡路大震災で諸堂が全壊、参道を入ると復興記念碑が建てられている。
○天神ケ平公園、ジェームス山への道
天神ケ平公園の脇を通ってジェームス山へと上って行く。
3.ジェームス山~東垂水駅
○ジェームス山テニスコート
イギリス人のジェームスが、この一帯に外国人用の貸家を建設したのが山名の由来とか。テニスコートの辺りまで上ってみる。写真右は、ズームで撮った頂上の三洋電機教育訓練センター。隣接して三洋電機創業者・井植歳男の記念館がある。
○日本伝道隊関西聖書神学校と聖泉館
山陽電鉄東垂水駅へ向かう途中に、日本伝道隊関西聖書神学校と聖泉館があった。
○西の田公園、兵庫県立視覚特別支援学校
西の田公園を過ぎると兵庫県立視覚特別支援学校。学校の塀際の歩道はずいぶん狭いのだが、だいじょうぶ?
○東垂水ルーテル教会、継孝禅院
その先の東垂水ルーテル教会と継孝禅院を通り過ぎる。
○ひがしたるみ展望公園
地域の人たちに親しまれた公園で、遊具があり子供たちが遊んでいる。
散歩中のご近所のおじさんとしばらく話す。おじさんはここからの明石海峡大橋と淡路島方面の展望を絶賛するが、確かに素晴らしい。天気が良ければ和歌山方面まで見えるという。
4.東垂水駅~五色塚古墳
○東垂水駅、福田橋
展望公園の高台から東垂水駅の階段を下りて行く。西へ進んで福田川との出合を左折し福田橋を渡る。
○神戸市漁業共同組合付近からの風景、寶ノ海神社
手洗いを拝借するために神戸市漁業共同組合に立ち寄る。漁協の前(北側)には、海の安全と豊漁を願って建立された寶ノ海神社がある。
○海神社(わたつみじんじゃ)
垂水漁港には海神社の朱色の大鳥居があり、これをくぐって北に進むと、JR垂水駅の手前に海神社がある。暴風雨を治める綿津見三神を祀っている。
○垂水駅、日法寺
JRと山陽電鉄の垂水駅西側を越え、日法寺を通って五色塚古墳へと向かう。
5.五色塚古墳~明石海峡大橋
○五色塚古墳
全長194メートル、兵庫県最大の前方後円墳で別名「千壺(せんつぼ)古墳」と呼ばれる。長期間にわたって復元整備されたもので、表面には膨大な数の小石が敷き詰められており、円筒埴輪のレプリカが並ぶ。
○小壺古墳
すぐ隣りに直径67メートル、高さ約9メートルの円墳、小壺古墳がある。こちらの方が五色塚古墳より少し古いらしい。
○舞子ビラ
シーサイドホテル舞子ビラにやって来た。もとは有栖川宮別邸だったそうだが、小高い丘の上に立地した展望は最高に違いない。斜に移動するエレベータで地上階へ下りると、そこが舞子公園でビックリ。シーサイドホテル舞子ビラを見上げる。
○舞子公園、移情閣(孫文記念館)
松林が美しい舞子公園を散策する。一角に、中国の革命家・思想家である孫文の記念館と八角形の中国式楼閣『移情閣』が建つ。これは現存する日本最古のコンクリートブロック造りの建造物で、国の重要文化財に指定されている。
○旧武藤山治邸、架橋下の明治天皇の歌碑
明治から昭和前期の経営者であり、労務管理思想家・言論人でもあった武藤山治が建てた住宅が残る。明治天皇もこの地をよく訪れられたそうで、松林を背に歌碑が建っている。
6.明石海峡大橋~山陽電鉄西舞子駅
○明石海峡大橋
淡路島へ向けて、長さ3,911mの世界一の吊り橋が伸びる。幅63m、長さ84.5m、海上からの高さ約50mのアンカーレイジ(橋台)が橋のメインケーブルを支える。
○舞子延命地蔵
明石海峡大橋の下をくぐり、国道2号線を10分足らず行くと舞子延命地蔵がある。地元では「たたき地蔵」と呼ばれる大きな地蔵さんであり、木槌で台座をたたきながら祈ると御利益があるとか。
○舞子六神社
舞子六神社(まいころくじんじゃ)を通過、リボンの道もいよいよ終端に近づいた。
○リボンの道の起終点標識
山陽電鉄西舞子駅のそばにこの標識がある。15時48分、全長約45Kmの六甲山麓リボンの道はここで終わる。所々での迷い道・回り道を加算すると、当初計画の48kmをかなり超えているに違いない。
○山陽電鉄西舞子駅
そして、山陽電鉄西舞子駅の改札を通る。
16時2分、山陽電鉄で明石駅まで移動。魚の棚商店街で干しエビと茹で蛸などを買い求め、日本料理の「喜楽」にて刺身と日本酒で反省会。いつもならビールなのだが、今日の寒さは半端ではなく終始ジャンバーを着込んでちょうど良いかげんであり、これはもう日本酒が一番。それに旨い刺身と蛸の酢の物、さらに真子の入った煮物鉢を堪能しました。いやはや、お疲れさ~ん!