§  ESP32による近距離無線通信の実験⑤ 〔増補版〕

　ESP32による近距離無線通信の実験④の連載を終えてすでに2年が経過しました。その後に気づいたことや開発に役立ちそうなテーマに絞って、増補版として随時掲載することにしました。何気なく理解しているはずのことが、少し角度を変えると怪しくなってくる。あるいは、与えられた課題にどう対応すれば実現できるのか。そんな場合のヒントになるような内容になればと考えています。
　ケーススタディとして気楽に読んでいただき、実験を通して理解を深めていただければと思います。なお、増補版の多くは前回までの内容を理解していることが前提です。説明を簡略にしているので、わかりにくい部分は前掲の内容を参照してください。
　開発環境については、実験開始時点で最新のArduino IDEをWindows10にインストールし、ライブラリは最新のものに更新しています。IDEのインストールについては「Arduino IDE 2.0をインストールする」をどうぞ！
　　　　Arduiono IDE Version 2.0.0 (Date: 2022-09-14）


　実験のハードウェアは、ESP32による近距離無線通信の実験①で作成した２つのデバイス、「計測用デバイス」と「監視用デバイス」を使用します。開発環境が変わるので、「4．開発環境の準備(2)必要なライブラリーのインストール」に記載しているライブラリーも事前にインストールしてください。


1-1. 非同期サーバーをクライアントから制御する① 　非同期時刻配信Webサーバーを制御する。
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1-2. 非同期サーバーをクライアントから制御する② 　非同期で湿温度を配信する計測デバイスのLEDを制御する。