名 称

かぜのみえるおか~みはらしのやま(まつしろやま)

所在地

香川県仲多度郡まんのう町

標 高

風の見える丘 215m、見はらしの山(松城山) 277m

山行日

2026年5月9日

天 候

晴れ

同行者

相棒と

アクセス

JR瀬戸大橋線・坂出駅で乗換、JR予讃線・琴平駅下車。駅前から美合線バス(三角、落合橋、川奥行き)
「まんのう公園口」にて下車(片道 470円)。エントランスまで徒歩で約30分。

休園日

毎週火曜日(祝日の場合は開園し、翌水曜日が休園)

入園料金

大人(15歳以上)450円、シルバー(65歳以上)210円、こども(15歳未満)無料

詳細情報

https://sanukimannopark.jp/

マップ

    

このマップは、国土地理院の電子国土Webシステムから提供されたものを使用しています。



  

1.まんのう公園散策

 まんのう公園のマスコットキャラクターは、満濃池の竜神伝説にちなんだ竜の「ドラ夢(ム)」くん。竜は雨をもたらす信仰の対象であり、「ドラゴンが夢の公園に連れていってくれる」とのイメージを込めたものとのこと。

 公園の入口には竜のモニュメント。その近くにはドラ夢くんの像がある。
 公園は「竜頭の丘」「竜頭の里」「竜頭の森」など、竜頭(りゅうず)を冠したゾーンで構成されている。以前この地には「竜頭」という集落があり、それが「まんのう公園」に変わったことからの名残であり、人々の思いや先人の知恵を継承しているそうである。

 エントランスには花で飾り付けられたドラ夢くんがお出迎え。その周辺にはノースポールの花が溢れている。

 竜頭の里ゾーンに入ると「昇竜の滝」。10時から16時まで、毎時ゼロ分から5分間ほど豪快に流れ落ちる。そこから望む竜頭の里には起伏のある丘と遊歩道。

 ネモフィラとポピーの丘を観ながら進む。

 真っ赤なのはポピー。和名はヒナゲシで別名「虞美人草」。細い茎に薄紙のような繊細で鮮やかな花の姿は色っぽい! 満濃池が見える「風の見える丘」へ向かうために、芝生広場へ下りて行く。

 飛竜池に近づくと二輪車ですいすい移動する人たち。セグウェイに乗って園内を巡っている。この日限定のイベントが開催されていたのだ。道を渡って竜頭の森の方へ進む。

2.風の見える丘へ

 竜頭の里ゾーンの北にある「竜の里売店」で小休止して「風の見える丘」へ向かう。道標に沿って進むと階段があり上る。上り着くと遊歩道に出るが、東屋が見える方へそのまま直進する。

 東屋を抜けてさらに直進するとさっきの遊歩道と合流する。近道できたのだった。道標の「風の見える丘展望台・竜頭の丘」の方へ進む。よく整備されていて歩きやすい。

 車道を跨ぐ「風の見える丘橋」を渡り、その先を左へ回り込んで少し登ると山頂だ。しかし、ここは木々が茂っていて満濃池の全体を見渡すことはできない。それに、ナラ枯れ被害が発生していて倒木や落枝の危険があり、北側の「つつじの丘」方面へは進入禁止になっている。
 しばらく風景を眺めていると公園のスタッフが見回りにやって来て、「ちょっとしんどいかも知れませんが、天気が良いので見はらしの山へ登ると絶景が広がっていますよ。ただ、急な階段を200段ほど登らなければいけませんが!」と教えてくれる。もちろん、そこへ登るのが目的だったのだが、ウォーキングシューズで大丈夫か心配になる。「手摺があるので、ゆっくりゆっくり登れば大丈夫」と聞いて安心する。

3.見はらしの山へ

 「竜の里売店」へ戻ってソフトクリームを食べながらひと休み。そして、ふたたび芝生広場を渡って南へ向かう。茶室がある竹風庵が目標で、その手前の「竹風庵橋」を渡って右折し、林を抜けて整備された遊歩道を行く。途中からサイクリング道と平行していて、若者や家族連れの自転車が軽快に行き過ぎる。

 道なりに進むと左側に建屋が見え自然生態展示館に着く。展示館を少し過ぎた向かいに見はらし山の登山口がある。

 公園内の山なので 17時の閉園時間の1時間前までに入山すること、急な階段があること、片道所要時間は20分などと書かれている。最初は緩やかな道で始まる。

 少し傾斜が増すと右側が手摺でガードされている。階段が現れると、鉄の支柱に木を組み合わせたしっかりとした手摺が設置されている。

 途中は急階段の連続だ。擬木の階段はステップ間隔が狭く踏み面がへこんでいるので、つまづかないようにゆっくり登る。

         

 山頂は開けている。登り着いた左手には東屋があり、広場にはベンチや双眼鏡が設置されている。

 解説板によると、この山は「松城山」と呼ばれ中世には砦が築かれていたそうである。明治時代には旧陸軍の演習場の実弾訓練の標的にされてハゲ山になり、その後の治山工事と植林により緑の山に戻ったとのこと。相棒はさっそく双眼鏡を覗き込んでいる。

 テーブルには山名・地名の解説図があり、近くの山や瀬戸内海の島の名前が記されている。

 これが満濃池の全景。周囲約20km、池敷面積約142haでとても溜め池とは思えない広大さだ。

 左には阿讃山脈(四国山地)が連なり、その西端は竜王山のあたりだろうか。わずか25秒の動画だが、山頂の爽やかな空気と風をどうぞ!

 満濃池の北端の向こう(北西)にそびえるのは、こんぴらさん(金刀比羅宮)の背後に広がる象頭山(大佐山)616m。北には城山 375mが見える。城山の手前にはまんのう町の一帯が、向こうには瀬戸内海と丸亀市の広島が見えている。

 しばらく山頂風景を楽しんだが、東屋そばの切り株に大きなスズメバチを発見して急いで下山することに。ステップが狭い急階段は、手摺を持ちながらカニ歩きで下りると楽だ。しっかりとした手摺に助けられて短時間で階段から解放される。

 公園内の小さなピークに登っただけだったが、見はらしの山展望台からの眺望には大満足。今度は満濃池の淵に立ちたいと思っている。