【 想い出の山々 】 戻 る

◆中低山以上の山々

標高によって1,000m未満を「低山」、1,000~2,500m未満を「中低山」、2,500m以上を「高山」とする分類があります。
中低山以上の山行はさほど多くないのですが、ここではそれらをピックアップしてみました。いずれの山も大変魅力的で充実した山歩きができました。素晴らしい山々です!

下記の山名をクリックすると山行記録のページが開き、コースの詳細やその時点の状況などがわかります。では写真帖と簡単な説明を閲覧できます。 なお、お出かけの際には、ネット情報や地域の公的機関などから最新の情報を収集してください。特に、崩落や落石・ヤブ化による通行可否の情報、熊などの出没情報、施設の営業状態などにはご注意下さい!

 ○岡山県内の山  ○中国地方の山   ○四国地方の山

 ○近畿地方の山  ○中部地方の山   ○東北地方の山

  

岡山県内の山

上蒜山(真庭市:1,202m)  

・上蒜山スキー場の駐車場からスタート。牧場の整備された道を歩くと30分足らずで登山口。杉林の急階段を直登します。
・三合目からは花が溢れる尾根歩きで眺望も良好。山頂は眺望不良なので八合目(槍ケ峰)での休憩がお勧め。
・山頂は山頂標識だけで眺望なし。三角点は少し離れた藪の中で、テープを頼りにヤブコギでタッチ。面白い迷路ですよ。

中蒜山(真庭市:1,123m)  

・塩釜冷泉で口をすすいで出発です。眺望が利かない木の根が剥き出しの直登ルートは、自身との体力比べ根比べです。
・八合目を過ぎて県境尾根に出ると、急に視界が開けて南に蒜山高原方面の風景。ここが中蒜山と下蒜山への分岐です。
・山頂標識の標高1,122mはイベント「いい夫婦登山」の語呂合わせとか。360°の大パノラマが広がります。

下蒜山(真庭市:1,100m)  

・岡山と鳥取の県境尾根を登るので、五合目を過ぎると日本海が見えてくる。雲居平からの下蒜山の山容はまことに美しい。
・雲居平から鎖とロープの急登をこなして山頂に立つと、ここならではの大山方面の山岳風景や真庭の山々を一望できます。

星山~櫃ヶ山(真庭市:1,030m)  

・美しい森ビジターセンターの登山口から星山に登り、櫃ヶ山まで縦走してコミュニティバスの久納バス停へ下ります。
・星山山頂は360°の眺望。大佐山、花見山、毛無山、蒜山三座、那岐山など県北を代表する山々を望むことができます。
・扇山から五輪山を越えて櫃ヶ山までの尾根歩きは爽快! その間ずっと伯耆大山がついてくる。もちろん風景も最高です。
・櫃ヶ山も眺望は良好。久納登山口への下山は、六合目から五合目にかけての黒土の急坂は滑りやすいので転倒に注意!

三平山(真庭市:1,010m)  

・東屋が建つ登山口から山頂までは45分。標高差が小さく楽に登れて眺望が素晴らしい山です。
・山頂北には伯耆大山と烏ヶ山、さらに矢筈ヶ山や象山など。北東には皆ヶ山から蒜山三座が横たわります。
・北西遠くには日本海が見え美保湾まで。南には、隣接した朝鍋鷲ヶ山から金ヶ谷山、白馬山、毛無山が重畳しています。
・穴ヶ乢への下山は3つのコブを越えます。秋には山野草が綺麗ですが、一部の火山灰質の黒い急坂は滑るので要注意!

毛無山~白馬山(新庄村:1,219m)  

・田浪駐車場から毛無山までは森林浴を楽しめる道で始まり、途中から岩と根っ子の急坂が現れる登りごたえのある道です。
・白馬山への縦走路は、季節が合えばカタクリの花と対面。伯耆大山を眺めながら豊かなブナ原生林の散策を楽しめます。
・下りは傾斜がきついが整備されていて歩きやすいです。周囲が天然杉の森に変わり、せせらぎの音が聞こえると帰着です。

岡山県立森林公園(鏡野町:1,090m)  

・岡山県立森林公園の開園期間は4月中順から11月末まで。開園期間中はいつ出かけても豊かな自然と山歩きを楽しめます。
・お勧めコースは:管理センター~もみじ滝~千軒平~もみじ平~県境三叉路~すずのこ平~奥ふなの平~ 管理センター。
・その他に、標高1,108mの「きたけ峰」立ち寄りもお勧め。4月下旬にサンカヨウの群落に会えました。
・季節の花、草木、鳥、小動物等々、自然と触れ合うことができる最高の舞台です。

高清水高原~伯州山(高清水トレイル)(鏡野町:1,046m)  

・人形峠~高清水高原~伯州山~赤和瀬を縦走する約8.7kmのトレッキングコースです。
・高清水高原から伯州山までの起伏ある尾根歩きは、眺望と山道の変化を楽しめる絶好のハイキングコースです。
・高清水高原から始まるブナの並木、池川山手前のブナの原生林は散策の径。こころを癒やされます。
・伯州山は、絶滅危惧種に指定されている貴重な花「イワウチワ」の群生地として知られています。

花見山(新見市:1,188m)  

・千屋温泉いぶきの里から「たたらの森オートキャンプ場」を通り抜け、スキー場のゲレンデを上って登山口へ。
・「下の谷の滝分岐」から「県境尾根出合い」までの標高差250mは、急坂とヤブコギの登りでハードです。
・「県境尾根出合い」から山頂までは高さが肩まである笹に覆われていました。山頂は天空の広場?
・「県境尾根出合い」から「千年の森」までの下山では地図とテープが頼り。ルートファインディングのトレーニング?

那岐山(奈義町:1,255m)  

・菩提寺Aコース、蛇淵Bコース、大神岩Cコースが代表コースです。Cコースを登ってBコースを下山しました。
・累積標高差は約800mありますが、道はよく整備されていて登りやすいです。豊かな山野草を見ながらゆっくり前進。
・山頂は抜群の展望で、南は瀬戸内海から四国の山々、北は大山や日本海まで見えます。
・山頂からA・Bコース分岐まではサラサドウダンの道。稜線の散策を楽しめます。
・下山は小鳥の声に耳を澄ませて進むとせせらぎの音が近づく。急坂と渡渉があり滑落しないよう谷側の足運びに注意!

広戸仙(奈義町:1,115m)  

・声ヶ乢から第1~3展望所を経て広戸仙山頂に立ち、甲山へと周回しました。
・5月中旬から下旬頃までの広戸仙は、ドウダンツツジの群生地として知られています。
・第2展望所上の鎖場の先から第3展望所にかけて、淡い色合いのサラサドウダンから始まり紅ドウダンで染まります。

日名倉山(美作市:1,047m)  

・岡山県側からの山容が富士山に似ているので「美作富士」とも呼ばれています。
・標高865mのベルピール自然公園まで車で上がり、標高差182mの楽々登山を楽しみました。
・山頂では、北に後山・船木山・鍋ヶ谷山・駒の尾山、遠くに氷ノ山、西遠くには那岐山・滝山・広戸仙が並んでいます。

駒の尾山~後山(西粟倉村・美作市:1,344m)  

・駒の尾山登山口から登って後山までを縦走し、少し戻って途中の船木山から後山登山口へ下山しました。
・駒の尾山からの尾根歩きは起伏が緩やかで、眺望を楽しみながら散策しているうちに後山へ到着です。
・船木山からの下山は急傾斜のつづら折りと沢渡りで油断できない。キツいです! 水量の多い時期には要注意かも!


中国地方の山

吾妻山~烏帽子山~比婆山(広島県・島根県:1,264m)  

・吾妻山の由来は、その山頂から伊邪那岐命が、伊邪那美命が眠る比婆山御陵に向かい「吾が妻よ」と偲んだからとか。
・自然が豊かで険しいところはなく、穏やかな高原の散策を楽しむことができる伝説と神話の山々です。
・四月下旬に比婆山からの復路で雪渓に迷い込んでルートを見失い、あわや遭難? 残雪にはくれぐれもご注意を!
・広島県民の森から毛無山に登り、出雲峠を下って烏帽子山に登り返して比婆山に立つコースもお勧めです!

深入山(広島県:1,153m)  

・草原の麗峰と聞いていましたがまさしくそのとおり。南登山口から登り東登山口へ下山。爽やかな高原を満喫できます。
・山頂には360°の眺望を楽しむ大勢のハイカーたち。2枚のパノラマ山名案内板が設置されています。
・下山後はバスの時間待ちで「いこいの村ひろしま」へ。ロビーにてキンキンに冷えた缶ビールで体を潤せます。

道後山~岩樋山(広島県:1,271m)  

・大草原の山頂から360°の展望を楽しめる道後山。高山植物が多く山野草の宝庫でもあります
・月見ヶ丘駐車場を出発して岩樋山から道後山を往復しました。
・復路は変化をもたせるために、道後山からの下山は右に巻いて大池方面へ進み、岩樋山は南面を巻いて下りました。

三瓶山(島根県:1,126m)  

・『出雲風土記』の国引き神話で、大山と共に国引きの杭に使われたとされる山陰地方の名峰です。
・三瓶山は火口を中心に、主峰の男三瓶山、女三瓶山、子三瓶山、孫三瓶山、太平山が環状に取り囲んでいます。
・ユートピアから男三瓶山への途中では、重なりあう連山や巨大な窪みの底の室内池など、独特の風景が展開されます。
・男三瓶山山頂には立派な方位盤があり360°の大パノラマが期待できます。当日はガスで遠望が利かなかったのが残念。

船通山(島根県:1,142m)  

・船通山は八岐大蛇神話の舞台であり、山頂には天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)出顕之地の碑が建つ神話の山です。
・4月下旬の山頂は一面がカタクリの花。山頂からは抜群の眺望で、県境尾根の比婆山系や北には宍道湖を見渡せます。
・鳥上滝コースを登り亀石コースを下りたが、その間は山野草に彩られ、カタクリ以外の「春の妖精」とも出会えます!

大山(弥山)(鳥取県:1,709m)  

・説明不要な中国地方の最高峰。最高地点は剣ヶ峰だが縦走路の崩落で危険になり、山頂は第二峰の弥山になっています。
・西側から見る山容は富士山を彷彿とさせ「伯耆富士」と呼ばれる美しい姿。南壁や北壁は、屏風型の険しい岩肌の山。
・無雪期に夏山登山道を登り、下山は五合目から行者谷コースを元谷へ下りて大山寺へ。大山を十分楽しめるコースです。
・六合目避難小屋から広がる日本海側の風景や三鈷峰と北壁の姿、山頂の大パノラマ、すべて最高です。
・一帯の西日本最大級のブナ林、山頂部の国特別天然記念物に指定された「ダイセンキャラボク純林」は貴重な財産。
・夏山登山口~阿弥陀堂~風穴~大山寺~金門~大神山神社奥宮~寂静山は、山野草など自然観察にお勧めのコースです。

氷ノ山(鳥取県:1,509m)  

・毎年5月下旬の夏山開きでは「山頂祭」が開催され、神事・安全祈願に続いて巫女さんによる甘酒の振る舞いがあります。
・氷ノ山自然ふれあいの里から「氷ノ越コース」を往復。氷ノ越避難小屋の先のブナ原生林を抜けて山頂を目指します。
・「仙谷コース」も面白いが、鎖場や急な岩場に沢渡りもあり気合いが入る。道崩れによる「通行止め」で復旧は未定!


四国地方の山

阿波竜王・讃岐竜王(香川県:1,060m)  

・奥の湯温泉バス停から登山口を見つけるのに1時間半。分かりにくいので注意を! なお奥の湯温泉は閉業中です。
・阿波竜王山頂には二階建ての展望台。当日はガスで近くの山も判然とせず残念。讃岐竜王山頂は雑木に囲まれて展望無し。
・下山は緩急のアップダウンが多い阿讃縦走路を歩きます。眺望はきかないが、木々の緑が美しくて自然を満喫できます。

次郎笈(徳島県:1,930m)  

・岡山駅からJRとバスとリフトを乗り継いで剣山に立ち、日帰りで次郎笈を歩こうと出かけたが、タイムアウトで撤退。
・剣山から次郎笈までを単に歩くだけなら2時間程度だが、小休止や剣山から西島駅への移動を考えると余裕が必要です。
・下山は分岐から二度見展望所を経由し、色づき始めた紅葉を眺めながら大剱神社に参拝。西島神社下山路を下りました。
・次に行くなら車を使って時間を稼ぐか、それとも頂上ヒュッテに1泊して星空を楽しみ一ノ森(1,875m)まで足を延ばす?

剣山(徳島県:1,955m)  

・初めての剣山はバスツアーに参加して。見ノ越駅から西島駅までは往復ともリフト利用の楽々登山。
・①尾根道コース、②大剣神社を経て山頂を目指すコース、③遊歩道で山頂に至るコース の3つのコースがあります。
・尾根道コースを登り下山は大剣神社を巡りました。 剣山の魅力をしっかりと知ることになりました。

塔ノ丸(徳島県:1,713m)  

・標高は伯耆大山とほぼ同じだが、登山口の標高が1,450mなので標高差は263m。比較的楽に登ることができます。
・前方の山頂を越えると、その先にまた山頂が現れるのがおもしろい。いくつかのピークを越えて本物の山頂に立てました。
・山頂では、東の剣山・次郎笈から南西の三嶺までの山々、北には矢筈山・黒笠山など、剣山山系のすべてを見通せます。

瓶ヶ森(愛媛県:1,896m)  

・山頂からなだらかに広がる広大な笹原は氷見二千石原(ひみにせんごくばら)と呼ばれています。
・西日本最高峰の石鎚山にも近く、そのロケーションが良いことから「雲上の楽園」とも形容される山域です。
・ヘアピンカーブが何カ所もある林道。車を乗り付けることができれば1時間ほどで山頂に立てます。
・高山植物が溢れ、爽快な高原の空気に包まれての散策。いつまでも去りがたくなる楽園です。

塩塚峰(愛媛県:1,043m)  

・新瀬川バス停の登山口から塩塚峰を踏んで終着地点の「霧の森交湯館」まで、急坂が続く道を5時間半のハードな歩き。
・山頂では360度の大パノラマが展開され、四国四県の山々を望むことができます。
・後日、塩塚峰は「愛媛・徳島両県から車道が頂上直下まで延び、どちらからも山頂へは10分あまり」との情報。
・と言うことで、「この山は登山というよりは車でアプローチ、のんびり楽しみたい山」というお粗末でした。


近畿地方の山

鉢伏山(ハチ高原)(兵庫県:1,221m)  

・氷ノ山山系に属し、関西有数のハチ高原スキー場の大ゲレンデが南北に広がる。夏にはこれが緑の大草原になります。
・ハチ高原バス停から高丸山に登り、見晴らしが良い稜線を歩く。1,114mピークからは山野草を愛でながら鉢伏山へ。
・山頂は広くて中央部に山頂標石と木柱の山名標識が立ち、全方位の眺望。南には氷ノ山の山頂避難小屋が見えます。
・なだらかな大草原が広がり、八高原を見下ろしながら高原ハイクを楽しむことができます。

峰山高原~砥峰高原(暁晴山・峰山)(兵庫県:1,077m)  

・ススキの大群生地と映画やドラマのロケ地で知られる砥峰高原の秋を訪ねました。ここは山野草の宝庫でもあります。
・暁晴山と峰山に登り、その間のハイキングコースを歩きました。道は良く整備されていて、紅葉と閑かな森を満喫です。
・10月中旬から11月に、JR播但線寺前駅から期間限定の高原バスが運行しています。峰山高原からのスタートがお勧め。
・平日のハイキングコースは静かですが砥峰高原周辺は大賑わい。山野草は砥峰高原南端の展望台付近が多いです。

金剛山(大阪府:1,125m)  

・修験道の開祖役行者が修行した山として知られ、山頂付近に役行者が開いたとされる転法輪寺があります。
・山麓には南北朝の楠木正成にまつわる史跡で有名な千早城跡があり、千早本道コースの登山口はこの近くです。
・千早本道コースは危険な所がなくて歩きやすいが、ほとんどが階段で面白味は少ないかも?
・「毎日登山」で有名な山で、山頂直下の広場には掲示版がずらり。1,000回を超える人も非常に多い。
長く愛されてきた「金剛山ロープウェイ」は廃止されています。ご注意を!

伊吹山(滋賀県:1,377m)  

・三宮神社の登山口から登り始め、二合目を過ぎるとあちこちに山野草の花が見え始めます。
・六合目手前の避難小屋あたりからの琵琶湖の風景は素晴らしい。が、急傾斜の岩場が増えてキツい登りが続きます。
・九合目から山頂付近の一帯はお花畑。夏には様々な高山植物が咲き乱れています。山頂の眺望も最高です!
登山道の大規模崩落で現在は麓からの登山はできません。伊吹山ドライブウェイで九合目から山頂までは歩けます。

琵琶湖バレイ(蓬莱山~打見山)(滋賀県:1,173m)  

・121人乗りの大型ロープウェイで、標高差800mをたった5分で打見山山頂に到着です。眼下には琵琶湖の絶景!
・打見山から蓬莱山までの約1.1kmの散歩です。蓬莱山山頂は360度の展望で、比叡山や武奈ヶ岳、遠くは白山まで。
・なだらかな草原に腰を下すと天上の世界。琵琶湖を眺めながらの散策は時間を忘れます。

大台ヶ原山(大蛇嵓)(奈良県:1,578m)  

・大台ヶ原ビジターセンター ~ 尾鷲辻 ~ 牛石ヶ原 ~ 大蛇嵓 を往復しました。
・屋久島と並ぶ日本一の多雨地帯として知られ年間降雨量は約5,000mm。ビジターセンター到着時には霧雨状態でした。
・小雨の中を歩きましたが、霧に霞む木々の紅葉、苔むす岩、倒木や朽木、水滴のきらめきまで美しく幻想的でした。

観音峯山(奈良県:1,348m)  

・繊細で美しい姿のベニバナヤマシャクヤクと対面。さらに、漂うように咲くコアジサイにも出会えました。綺麗です!
・観音峰展望台の眺望は素晴らしい。東には大日山と稲村ヶ岳が、南には弥山と近畿地方最高峰の八経ヶ岳がそびえる。
・三ツ塚から稲村ヶ岳分岐の法力峠までのルートは、標識や道標を見過ごさないように。踏み跡もしっかり確認を!
・下り立つのは洞川温泉。雰囲気の好い旅館や土産店などが軒を連ね「行者の宿」「小角」の暖簾も。一泊したいですね。

曽爾高原~倶留尊山(奈良県:1,037m)  

・曽爾高原は倶留尊山のふもとの広大な高原でススキの群生地。時期は過ぎていたが銀色の穂波を観ることができました。
・二本ボソの手前では入山料500円が必要。二本ボソの東には三重県の山々が見え、北には倶留尊山の険しい山容。
・二本ボソから山頂までは痩せ尾根を歩く。急坂を下り急坂を登り返して山頂を目指します。ロープの助けを借りて移動。
・痩せ尾根歩きは難しくはありませんが、ロープをつかんだり岩場をよじ登ったりで、ゆっくりじっくりが肝要かと・・・・。

高野三山(摩尼山~楊柳山~転軸山)(和歌山県:1,009m)  

・弘法大師廟を取り囲む 摩尼山 ~ 楊柳山 ~ 転軸山の三山を巡ります。
・かつて女人禁制で山内に立ち入ることが許されなかった時代に、女性たちが巡った「女人道」の一部です。
・山頂も尾根道も大半が木々に囲まれて眺望を得られなかったが、目的とした静かな信仰の山歩きは十分に愉しめました。


中部地方の山

上高地(長野県:約1,500m)  

・大正池から田代池方面へ進み、河童橋からは梓川左岸を明神へ。穂高神社奥宮に参拝して梓川右岸を河童橋へ戻りました。
・曇天で河童橋と穂高連峰が織りなす風景は今ひとつでしたが、沢岳湿原の情景には古い大正池を彷彿とさせられました。
・大正池の人怖じしないマガモと、河童橋北側で人と猿とが環境を共有しながら棲み分けをしている姿が印象的でした。

木曽駒ヶ岳(千畳敷カール~駒ヶ岳山頂)(長野県:2,956m)  

・木曽山脈の最高峰で花の百名山。しらびそ平からロープウェイで約8分、高山植物が咲き誇る千畳敷カールはすぐそこ。
・ホテル千畳敷に前泊して初日は千畳敷カール巡り。美味しい夕食と明け方は朝焼けのアルプス風景を展望しました。
・八丁坂から乗越浄土までは高度を稼ぎ、中岳へは緩やかな登り道。中岳からはいちど下って登り返すと木曽駒ヶ岳山頂だ。
・山頂からは、条件が良ければ北アルプスは穂高から立山まで、八ヶ岳や南アルプスの全てを一望できます。
・宝剣岳の鋭い岩峰を眺めながら往路を下山すると千畳敷駅が見えてくる。最後に千畳敷カールの剣ヶ池を巡って帰着です。

霧ヶ峰(車山~蝶々深山)(長野県:1,925m)  

・霧ヶ峰は山名ではなく、車山を中心とする外輪山や湿原などを含む一帯の高原の呼び名です。
・車山肩から最高地点の車山に登り、車山乗越に下りてから蝶々深山へ登った後、車山湿原と沢渡方面を歩きました。
・緩やかな起伏の草原歩きは爽快です。ただ季節外れで花とはほとんど出会えず、多くの山々が雲に隠れていたのは残念。
・次の機会があれば、車山肩の山小屋カフェ「コロボックルヒュッテ」、沢渡の洒落たカフェにはぜひ立ち寄りたい。

戸隠高原(戸隠神社奥社)(長野県:1,350m)  

・戸隠神社中社の標高は約1,200m。中社を詣でてから戸隠古道のごく一部を奥社(標高約1,350m)まで歩きました。
・女人堂跡を通り比丘尼石と稚児の塔を見て進むと、間もなく木々と紅葉の織りなす風景と雲に煙る戸隠連峰の姿。
・奥社参道は随神門を過ぎると見上げるほど大きな杉の並木が続く。急な階段を登って戸隠神社奥社と九頭龍社に参拝。

乗鞍岳(剣ヶ峰)(長野県:3,025m)  

・肩の小屋口でバスを降りて、ガレ場を肩の小屋まで登りました。岩の赤ペンキの印と誘導ロープを見落とさぬよう注意!
・強風下での不安な単独行。下山中のハイカーたちからコース情報と励ましをもらって無事山頂に立った喜びは格別です。
・山頂は雲の中でまったく展望なし。畳平への下山中に雲の切れ間ができて、不消ヶ池や富士見岳を見ることができました。
・時間に余裕があれば、乗鞍観光センターでのバス乗り替え時に乗鞍高原の散策がお勧めです。

立山(雄山)(富山県:3,003m)  

・室堂に着いてすぐ一ノ越から雄山に向かいました。高度感に気分は高揚。ところが間もなく息切れ動悸で高山病の徴候。
・無事山頂に立ち雄山神社に参拝して素晴らしい風景に感動。が、食欲がなくバナナで体力回復。高山病にはご注意を!
・山頂雄山神社脇にはイワギキョウが群生。ミドリガ池からミクリガ池周辺は高山植物が競い合うように咲いています。
・他日、室堂山展望台からの北アルプス大パノラマに釘付け状態。鳶山の山岳大崩壊跡に五色ヶ原誕生の歴史を見ました。

足和田山~三湖台~紅葉台(山梨県:1,355m)  

・「富士山が綺麗に見える山」を求めて足和田山へ。山頂から紅葉台まで、尾根に沿って東海自然歩道が延びています。
・足和田山は富士五湖の中央にあることから五湖台とも。周辺の山の中でも最短距離で富士山の眺望が楽しめる山です。
・山頂からはほぼ真南に富士山、そして北東を見下ろすと美しい河口湖。遠くに本栖湖が見えます。
・標高1,203mの三湖台では、富士山の麗姿、西湖と御坂山系や青木ヶ原樹海、さらに南アルプスの大展望を楽しめます。

天上山(山梨県:1,140m)  

・足和田山へ登るついでに歩きました。河口湖駅に近い富士山展望の山であり、昔話「カチカチ山」の舞台でもあります。
・往路は「カチカチ山ロープウェイ」を利用。待ち行列で40分、乗車3分で山頂近くまで一気に登りました。
・山頂では美しい裾野が広がる富士の姿。下山の途中に太宰治の記念碑があり「惚れたが 悪いか」の碑文。わかるかな?


東北地方の山

八幡平(岩手県:1,613m)  

・「東北の旅」に何気なく組み込んだ計画。山頂バス停に着くと雨。普段着で傘を差して歩いていたら山頂に着きました。
・霞んだガマ沼に奥行き無限の沼を連想。水が足元の道を越えてひたひたとこぼれ落ち、自然の畏怖を感じた山です。